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キオスクのキリオ
著者 東直子
とある郊外の駅のキオスクに勤めるキリオは関西弁の中年男。彼は訪れるさまざまな人と、「袖すり合うも多生の縁」を持ってしまう不思議な男だ。本人にはその気が無いのに、結果としてはなぜか人生相談になり、妙に深い関わりを持つことになる。人徳か? 脇が甘いのか? 連作短篇集。
キオスクのキリオ
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紙の本キオスクのキリオ
2018/05/21 10:04
関西弁のおっちゃんがいい味だしてます
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:しんごろ - この投稿者のレビュー一覧を見る
自分なら面倒くさいというか、ややこしい人だなと思う人達が、なぜかキオスクに働いているキリオに寄ってくるという話。ホントになぜだか面倒くさい人とか、ややこしい人とかに好かれる人っているよね。そのキリオが、かわいいというかなんかいいんだよね。キリオのしゃべる関西弁が心地よく、会心の一撃級の人生についての一言がたまらない。放っておけない不思議なキャラクターですね。ああ!キリオ、また変なのに絡まれてるわ、とにかく頑張れ~と応援しながら、読んでしまう不思議な連作短編集でした。
紙の本キオスクのキリオ
2017/05/22 13:44
ノーと言えないおっちゃん、キリオ。
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぴんさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
「キオスク」がどんどんコンビニに置き換わり、「キオスク」という営業形態がもはや過去のものになりつつあるからこそ、こころに響くものがあるのかもしれません。「キオスク」だったら、こんな話はあったかも…、と思わせるような話の宝石箱。新聞の人生相談欄が人気であるように、この本もいい感じです。