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障害者差別を問いなおす
著者 荒井裕樹
「差別はいけないこと」だというのは当たり前の感覚である。しかし、なにが差別かを考えだすと、その答えは曖昧なものになりがちだ。多様性が叫ばれる一方で、実際にはマイノリティへの不寛容な価値観が噴出するなか、あらためて障害者差別に向き合う必要がある。過去と現在をつなぎ、何が差別とされてきたのか、そして対していかに異議を唱えたか。その過程は人間の尊厳に迫ることになるだろう。
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障害者差別を問いなおす
2022/08/26 22:47
当事者からの言葉
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぱんだ - この投稿者のレビュー一覧を見る
出てきた事例の運動について、強烈な運動だなぁと感じながらも、やっぱりそこまで当事者が行動しないと社会が変わらない、変わらなかったのだろうなと思った。
先日、路線バスに乗っていたとき、車椅子ユーザーの乗客の方がバス停で待っていたら運転手の方が業務としてさっと車椅子の方を乗せて、車椅子を固定し、「お待たせしました。」と、運転しているのを見た。今では普通の光景だが、それに至るまでのことを本で知り、何とも言えない気持ちになった。
可哀想って思う事自体が強者の感情なのかもしれない。
選挙ですら、もしかしたら障害者の投票について公平な機会を奪ってはいないか考えさせられた。