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  • みんなの評価 5つ星のうち 4.1 34件

八日目の蝉

著者 角田光代 (著)

直木賞作家・角田光代が全力を注いで書き上げた、心ゆさぶる傑作長編。不倫相手の赤ん坊を誘拐し、東京から名古屋、小豆島へ、女たちにかくまわれながら逃亡生活を送る希和子と、その娘として育てられた薫。偽りの母子の逃亡生活に光はさすのか、そして、薫のその後は――!? 極限の母性を描く、ノンストップ・サスペンス。第2回中央公論文芸賞受賞作。

八日目の蝉

税込 649 5pt

八日目の蝉

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みんなのレビュー34件

みんなの評価4.1

評価内訳

八日目の蟬

2011/04/08 00:09

「交換可能性」のドラマから「繰り返す」ドラマへ

12人中、12人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:yama-a - この投稿者のレビュー一覧を見る

 角田光代の作品では直木賞受賞作の『対岸の彼女』を読んだ。凝った作りのとても面白い小説だった。にも関わらず、どこか僕好みの範疇に入って来ないところがあって、『情熱大陸』のHP上で展開されたいくつかの短編を除けば、その後1作も読んでいない。
 この『対岸の彼女』は WOWOW でドラマ化された。これを観たのも原作が好きだったからではなく、出演者のひとりである多部未華子が見たかったからだ。平山秀幸が監督を務めていて、これまた非常に出来が良かった。
 そして、今度は映画『八日目の蝉』の予告編が始まった。これまた好きな永作博美が出ているので観たいと思った。そして、本屋で見て久しぶりに読んでみようか、映画の前に読んでおこうかという気になったのである。
 6年ぶりの角田作品は(と言っても書かれたのは直木賞の2年後なのだが)、あれ、この人、こんな巧い作家だったかなというのが第一印象だった。もう少しあざとくて、読んでいると時々引っ掛かってしまう作家という印象があったのだが、わずか2年間で文章もストーリーもこんなに滑らかに書ける人になったのか、という気がしたのだが、それは単に僕が『対岸の彼女』の時に見抜けなかっただけなのかもしれない。
 で、映画の予告編を見て想像していたのと少し印象が違った。映画では希和子を永作博美が、希和子に誘拐された娘・恵里菜の成人後を井上真央が演じている。この2人の絡みのシーンって予告編になかっただろうか? 編集でそれぞれのシーンが交互に出てきただけなのか、2ショットのシーンがあったのか、考えてみれば記憶が定かでないのだが、当然2人が激しく絡む映画だと思っていた。ところが、小説ではこの2人が絡むシーンがほとんどないのである。
 小説の半分以上を占める第1章は、希和子が赤ちゃんを盗むところから始まる長い長い逃避行である。親友の家。得体のしれない婆さんの家。宗教団体のような、女ばかりが共同生活を送る宿舎、そして小豆島。──希和子は子供を連れて転々とする。すんでのところでいつも逃げる。そして捕まる。随分起伏に飛んだドラマがあるが、希和子が逮捕された時、彼女が薫と名付けた娘・恵里菜はまだ幼児である。
 そして、第2章は成人した恵里菜が物語を語って行く。そこに、かつて同じ組織で集団生活を送っていた千草という娘が現れる。これが多分映画では小池栄子がやっている役だと思う。ネタバレを避けるために書かないが、第2章も結構重い話である。誘拐から解放された恵里菜は決して幸せに育ってはいなかった。心に大きな傷を抱えていたのである。
 却々緻密に組み立てられた設定である。進行もとても巧みで、読む者の気を逸らせない。タイトルの付け方、そして、そのタイトルへと繋がるエピソードの入れ込み方も見事である。そして、余韻がある。深い深い余韻がある。
 『対岸の彼女』は交換可能性のドラマであったと思う。いじめる側といじめられる側が、ちょっとしたことで入れ替わってしまっても何の不思議もないのだというドラマだったと思う。それが、この小説では「繰り返す」というテーマに収束しているような気がする。ま、あまり書くと面白くなくなるのでこの辺で留めておこう。
 巻末にある池澤夏樹の「解題」を読んで初めて気づいたことがある。それは、そもそもこの小説では登場する男性の数が少ないが、出てくる男が皆どうしようもないほど頼りがいのない、嫌なことからただ逃げようとするだけの男だということである。こういう男の存在によって、女たちが「繰り返す」ことになる。それは悲しいこと。でも、繰り返すことによって単なる憎しみから痛みの共有へと変って行く。
 悲惨な話を書きながら、作者の温かみがしっかりと伝わってくる作品である。

by yama-a 賢い言葉のWeb

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八日目の蟬

2011/03/08 14:32

角田光代さんはすごい!この読了感は永遠に続くみたいに思える。

8人中、8人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:カフェラテ愛 - この投稿者のレビュー一覧を見る

母親と言う役割とは一体何であろうか?子供にとって幸せとは一体何であろうか?読了後もいくつもの問いかけに頭を振り回され、混乱している私がいます。

母親だけれど、母親の役目をしない母親。母親じゃないけれど、とても大事に愛情深く子供を育てる他人。誰が間違ってたのか、誰も間違っていないのか、もちろん子どもを連れ去り逃げ回った、希和子は犯罪者だ。しかし、それをも超越してしまう、希和子の愛情の深さに脱帽してしまう。

一体何なのか、目撃されて下さい。いや、目撃とはいかにもマスコミ風で違った表現をしてしまった、読んで打ち震えて下さい。愛情とは何か?子どもに必要なものは何か?この読了感は、いつまで私を捉えて離さないだろうと思う。角田光代さんはすごい!私はいつでもこの話を思い出すだろう。あらゆる場面で。あらゆる時間に。

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八日目の蟬

2014/05/06 08:42

相対的な2人の主人公が切ない

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:BACO - この投稿者のレビュー一覧を見る

貫井徳郎の本を読んだあとにすぐ読み始めたので、貫井徳郎が作者なのかと勘違いを起こしてしまった。
なんとなく文章表現などが似ている感じがして、読みやすかった。
文庫本の厚さは普通であったが、とても長い物語を読んだ気がして、充実感が感じられた。
赤ちゃんを誘拐して、逃避行を続ける主人公がとても人間味があったので、なぜか逃げ切ってくれ、頑張れ、と応援してしまった。
第二章には主人公はほとんど登場せず、その誘拐された赤ちゃんがメインとなって物語が進むが、逆に今度はその人物を「なんでこうなっちゃうかな~?」と否定的に捉えてしまった。
一生懸命守り抜こうとする誘拐犯と、本来あるべき場所に戻った子供とが相対的に見えて、切なくなってしまう。ただ、ラストは私好みの終焉で良かった。

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