サイト内検索

詳細
検索

ヘルプ

セーフサーチについて

性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示を調整できる機能です。
ご利用当初は「セーフサーチ」が「ON」に設定されており、性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示が制限されています。
全ての作品を表示するためには「OFF」にしてご覧ください。
※セーフサーチを「OFF」にすると、年齢認証ページで「はい」を選択した状態になります。
※セーフサーチを「OFF」から「ON」に戻すと、次ページの表示もしくはページ更新後に認証が入ります。

新規会員70%OFFクーポン

  • みんなの評価 5つ星のうち 4.5 15件

神様

著者 川上弘美 著

くまにさそわれて散歩に出る。川原に行くのである――四季おりおりに現れる、不思議な〈生き物〉たちとのふれあいと別れ。心がぽかぽかとあたたまり、なぜだか少し泣けてくる、うららでせつない九つの物語。デビュー作「神様」収録。ドゥ マゴ文学賞、紫式部文学賞受賞短篇集。

〈目次〉
神様
夏休み
花野
河童玉
クリスマス
星の光は昔の光
春立つ
離さない
草上の昼食
あとがき

神様

税込 660 6pt

神様

ワンステップ購入とは ワンステップ購入とは

ほしい本に追加(値下がりすると通知がきます)

ご利用中のデバイスが対応しているかご確認ください

  • ブラウザ
  • iOS
  • Android
  • Win
  • Mac

対応デバイスごとのコンテンツタイプやファイルサイズヘルプ

オンライン書店e-honとは

e-hon

hontoは「オンライン書店e-hon」との連携を開始しました。
e-hon」は書籍、雑誌、CD、DVD、雑貨といった多岐に渡る商品を取り扱う総合オンライン書店です。130万点以上の取り扱い点数、100万点以上の在庫により、欲しい商品を買い逃しません。honto会員向けにお得なキャンペーンを定期的に実施しています(キャンペーンに参加するにはMy書店をhontoに設定して頂く必要があります)。
・まだe-honの会員ではない方
下記リンクからe-honへ遷移し会員登録する際に自動でhontoがMy書店に設定されます。
・既にe-honをご利用いただいている方
「マイページ」-「会員情報の変更」-「My書店の変更」に進み、検索窓に「honto」と入力し、検索結果画面で会員登録ボタンを押すことでMy書店がhontoに設定されます。

e-honで紙の本を探す

※外部サイトに移動します。

対応デバイス毎のコンテンツタイプやファイルサイズ

対応デバイス コンテンツタイプ ファイルサイズ
ブラウザ EPUB
iOS EPUB 3.7MB
Android EPUB 3.7MB
Win EPUB 3.7MB
Mac EPUB 3.7MB

読割50とは?

hontoネットストアおよび、丸善・ジュンク堂・文教堂の提携書店にて対象の紙書籍を購入すると、同一の電子書籍が紙書籍の購入から5年間、50%OFFで購入できるサービスです。
購入時点で電子書籍が未発売でも、紙書籍の購入時期にかかわらず、電子書籍の発売後5年間、50%OFFで購入できます。

または読割50のアイコンがついている商品が対象です。

一部、対象外の出版社・商品があります。商品ページでアイコンの有無をご確認ください。

  • ※ご利用には、honto会員登録が必要です。
  • ※書店店頭でのお買い物の際は、会計時にレジにてhontoカードをご提示ください。
  • ※hontoが提供するサービスで、販売価格の50%OFFを負担しています。

読割50について詳しく見る

予約購入とは

まだ販売されていない電子書籍の予約ができます。予約すると、販売開始日に自動的に決済されて本が読めます。

  • 商品は販売開始日にダウンロード可能となります。
  • 価格と販売開始日は変更となる可能性があります。
  • ポイント・クーポンはご利用いただけません。
  • 間違えて予約購入しても、予約一覧から簡単にキャンセルができます。
  • honto会員とクレジットカードの登録が必要です。未登録でも、ボタンを押せばスムーズにご案内します。

予約購入について詳しく見る

ワンステップ購入とは

ワンステップ購入とは、ボタンを1回押すだけでカートを通らずに電子書籍を購入できる機能です。

こんな方にオススメ

  • とにかくすぐ読みたい
  • 購入までの手間を省きたい
  • ポイント・クーポンはご利用いただけません。
  • 間違えて購入しても、完了ページもしくは購入履歴詳細から簡単にキャンセルができます。
  • 初めてのご利用でボタンを押すと会員登録(無料)をご案内します。購入する場合はクレジットカード登録までご案内します。

キャンセルについて詳しく見る

この著者・アーティストの他の商品

前へ戻る

  • 対象はありません

次に進む

みんなのレビュー15件

みんなの評価4.5

評価内訳

  • 星 5 (8件)
  • 星 4 (5件)
  • 星 3 (0件)
  • 星 2 (1件)
  • 星 1 (0件)

神様

2011/02/17 18:50

魂が浮き上がるような不思議な読後感、川上弘美「神様」。

11人中、10人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:オクー - この投稿者のレビュー一覧を見る

 かなり前、たぶんこの本が単行本で出た頃、評論家の小谷野敦が「理
性がまひする面白さ」とこの小説のことを誉めていた。ふ〜〜〜〜ん、
と思ったが、なぜか読めないままでいたのだが、文庫化された時に読ん
でみたら、ぶっ飛んだ。実はこの小説が僕にとっての初川上だった。

 9つの短編。物語はくまにさそわれて散歩に出たり、梨畑で見つけた
変な生き物を部屋で飼ったり、死んだ叔父さんが遊びに来たり、河童に
恋の相談を受けたり、壺をこすると若い女が出てきたり、えび男くんと
焚き火を見たり、カナエさんが愛した物の怪?の話を聞いたり、エノモ
トさんが拾ってきた人魚に取り憑かれたり、またまたくまにさそわれて
散歩に出たり、そんなこんなの話だ。といっても綺譚集とか、そういう
類いの話ではない。くまも河童も壺の女も、ただただある感情、せつな
いとか寂しいとか愛しいとか、そういうことを表現するための大切な道
具だてなのだ。人間と散歩に行くよりくまと行った方がそこに醸し出さ
れる気分が違うからそうするわけだ。だから、これを読むと、なんだか
魂がふわ〜っと浮き上がっていくような不思議な読後感があるのだ。

 文体もよく、これ誰かの何かを読んだ時に感じたのと同じだ、としば
らく考えて浮かんだのが高野文子の漫画だった。高野さんもすごい人だ
が、川上弘美も何だかすごい。初川上で思い知らされた私なのでした。

ブログ「声が聞こえたら、きっと探しに行くから」より

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

神様

2009/03/15 17:38

『神様』 のおかげか、今日も悪くない一日、でした

10人中、10人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:佐々木 なおこ - この投稿者のレビュー一覧を見る

読書の大波小波があるとすれば、
間違いなく、昨日から大波『神様』状態です。
川上弘美さんの生まれて初めて活字になった小説。

「くまにさそわれて散歩に出る。」
この一文から始まります。

幾度となく手にして、幾度となく読んでいるこの一冊。
今回の大波は、はたして何回目でしょうか?

初めて読んだときの気持ちが忘れられません。
ほんの数ページの小説なのですが、これほど引き込まれた小説はかつてないのです。

この思いのたけを伝えようにも、
どこがどれだけいいと伝えようにも、
言葉にすればするほど、その思いが遠くなるといういうか、なんと言うか、おろおろ泣き出してしまうかもしれないほど、私にとってはたまらない小説です。

大波の今は、しばらくこの一冊を鞄に入れて持ち歩きます。『神様』のおかげか、今日も悪くない一日、でした。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

神様

2008/03/19 15:11

コミュニケーションを、ちゃんと、ふかく、考える

8人中、8人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:けんいち - この投稿者のレビュー一覧を見る


高校の「国語」教材とも成っている「神様」は、「美神(ミューズ)」とまで讃えられた川上弘美のデビュー作だが、いわゆる(作者の)意図や主題のような「解」を求める読み方にはおよそ不向きな小説である。しかしそれは「神様」の評価を貶めるものでは全くなく、むしろその短さとそれゆえの凝縮度と相まって、「現代文学」としての魅力に他ならない。こうした「神様」のポジティヴな諸々は、端的にその「文体」によって決定されている。それは、すでに述べたように意味に収斂していくのではなく、小説総体としても個々の細部としても、輪郭をあらわにすることなく曖昧な描法ながら、それでいて確かなリアリティをあっけらかんと達成していく、実に奥行きのある「文体」である。従ってこの「文体」が指し示すのは、何かしらの「解」とは対極にある、「問い」である。

「神様」における「問い」とは、もちろんコミュニケーションに関わるものである。ただしそれは、このくまと人との交流や抱擁を、単に異類同士のコミュニケーションとみなすだけでは、「文体」の奥行きをとりこぼしてしまう。そもそも、主人公格の「わたし」は性別未詳のままであるし、くまにしても、優しいのか凶暴なのか、実際の所はよくわからない暗部を抱えたままストーリーは続いていく。しかも、一見親和的な二人の「散歩」は、それでいて「わたし」はくまを確かに異類とみているし、くまも自らの名を明かすことなく、心の底からほぼのぼとした心の交流が描かれているわけでは全くなく、事態はむしろ逆である。一見、穏やかに楽しい「散歩」が展開されていくのだが、それを氷山の一角だと思わせる「奥行き」が、「神様」の「文体」にはあるのだ。そうした「文体」が差し出す「問い」とは、端的に、「コミュニケーションとは、他者とコミュニケイトするとは、そもそもどのようなことなのか?」といったものである。そうした「問い」を浮上させるのが、独自の「文体」で描き出されていく、「わたし」とくまの関係の諸相であり、それは「文体」ゆえの多面性を保持しながら、それでいて、ごくごくシンプルな1つのストーリーに収められている。まさに「美神」の仕事といえるだろう。ライト・ノベルズがひたすらに長く(薄く)なっていく現代を思うにつけ、この短編の秀逸さは顕著である。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

実施中のおすすめキャンペーン

本の通販連携サービス

このページの先頭へ

×

hontoからおトクな情報をお届けします!

割引きクーポンや人気の特集ページ、ほしい本の値下げ情報などをプッシュ通知でいち早くお届けします。