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グリム、イソップ、日本昔話 人生に効く寓話
「舌切り雀」には商売の厳しさが、「浦島太郎」にはあなたの定年後が、「花咲かじじい」には部下の使い方が、「雪女」には夫婦の現実が、「すっぱいぶどう」には競争社会の身の処し方が書いてある! 大人こそ寓話を読み直すべきだ。長く重い人生を軽やかに生きるための知恵が詰まっているのだから……。グリム、イソップから日本の民話、寓話まで。計20話の読み解きを収録。スピーチのネタにも使える一冊。
グリム、イソップ、日本昔話 人生に効く寓話
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2024/04/12 12:59
楽しい
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:なつめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
イソップやグリム童話から日本の民話まで、現代にも通じるものがあって、興味を持つことができました。もう一度、読んでみたいです。
2024/04/30 01:37
視野が広がる話
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:S910 - この投稿者のレビュー一覧を見る
昔話や寓話が長く語り継がれて愛されているのは教訓があるからだ。という考えの元、さらに見方を変えることで、現代の社会問題にも通ずる解釈をすることができる。
ジャーナリスト池上彰と元外務省分析官佐藤優が20の寓話を通して社会問題を投げかける対談本。
こういう昔話や寓話の解釈話は好きなので面白く読んだ。
特にへぇ~となったのは「かちかち山」の話。
たぬきに婆さんを喰わされた爺さんの代わりに兎が仇討ちをする話だが、当事者ではない第三者の兎が正義を掲げて過剰なほどの制裁を行い、たぬきの謝罪にも耳を傾けない様子を、ネットの炎上事件で部外者なのに苛烈に叩き続ける正義の味方な世論に例えているのが興味深い。
かちかち山の報復の残虐性を思えば、メディアや世論の容赦ない正義の名を借りた断罪の非道さを的確に説明している気がした。