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武揚伝 決定版
著者 佐々木譲 著
本書は21世紀に入って刊行された最も優れた歴史小説であり、一人の作家が生涯に一度書けるかどうかというほどの名作である。
――縄田一男(日本経済新聞書評より)
黒船来航に揺れる幕末。榎本釜次郎(武揚)は、幕府要人の蝦夷地視察に随行した後、新設の海軍伝習所に入所。操船、蒸気機関等の技術や語学を研鑽し、オランダ留学を果たす。欧州の地で近代国家間の戦争を目の当たりにした釜次郎は、日の本と隔絶する列強諸国の有り様に驚愕する――。
新田次郎文学賞受賞作を全面改稿した決定版!
武揚伝 決定版(上)
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紙の本武揚伝 決定版 下
2020/08/12 11:12
佐々木譲氏による榎本武揚の苦闘を描いた長編歴史小説の傑作です!
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投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、『鉄騎兵、跳んだ』や『廃墟に乞う』などの数々の歴史小説で有名な佐々木譲氏の歴史長編傑作です。中公文庫からは上中下3巻シリーズで刊行されており、同書はその完結編です。内容は、押し寄せる西軍の前に奥羽越列藩同盟の雄・仙台藩が降伏、会津が陥落します。榎本武揚は徳川家艦隊を引き連れ蝦夷ガ島に向かい箱館を攻略します。そして、英仏米露普を相手に自治州を宣言し、蝦夷共和国を樹立します。しかし、荒天により開陽丸を喪い、西軍が海峡を突破してきます。五稜郭に拠り奮戦するも、土方歳三は倒れてしまいます。榎本武揚はどうなるのでしょうか?いよいよ最終局面です。続きは、ぜひ、同書をお読みください。
紙の本武揚伝 決定版 中
2020/08/12 11:07
歴史小説で名を知られる佐々木譲氏の歴史超大作です!
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、『廃墟に乞う』(直木賞)をはじめ、『ベルリン飛行指令』、『疾駆する夢』、『昭南島に蘭ありや』、『警官の血』などの傑作歴史小説を次々に発表されている佐々木譲氏のこれまた傑作です。中公文庫からは上中下3巻シリーズで刊行されており、同書はその中巻です。同書は、前作に引き続き、幕府艦隊は最新鋭の旗艦・開陽丸の艦長に榎本武揚が抜擢されるところから始まります。海軍力で薩長軍を圧倒するも、朝敵とされた徳川慶喜は抗戦に徹しきれず、江戸城は無血開城してしまいます。武装解除を逃れた幕府陸軍は、奥羽越列藩同盟への合流を図ります。一方、徳川家の海軍となった艦隊を率いる武揚は幕臣の務めを全うせんと苦闘します。一体、この展開はどうなっていくのでしょうか?ぜひ、続きは、同書をお読みください!
紙の本武揚伝 決定版 上
2020/08/12 11:03
数々の傑作歴史小説で知られる佐々木譲氏の榎本武揚氏について書かれた興味深い書です!
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、『エトロフ発緊急電』や『廃墟に乞う』、『ベルリン飛行指令』、『疾駆する夢』、『昭南島に蘭ありや』などの傑作歴史小説で知られる佐々木譲氏の作品です。同書は、黒船来航に揺れる幕末が舞台として展開される物語です。主人公の榎本釜次郎(武揚)は、幕府要人の蝦夷地視察に随行した後、新設の海軍伝習所に入所します。操船、蒸気機関等の技術や語学を研鑽し、彼は、いよいよオランダ留学を果たします。そして、欧州の地で近代国家間の戦争を目の当たりにした釜次郎は、日の本と隔絶する列強諸国の有り様に驚愕します。中公文庫では、上中下3巻シリーズで刊行されており、同書はその上巻です。ぜひ、新田次郎文学賞上昇の傑作をこの機会にお読みください。
紙の本武揚伝 決定版 下
2018/02/06 17:22
薩長視点の大河ドラマを見るのは止めることに決めた
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投稿者:犬丸52 - この投稿者のレビュー一覧を見る
一カ月ほどこの長編に取り組んでいたことになるが,その労力が十分報われる着地点だった。最後の言葉は胸に刺さったままである。きっとずっと抜けないんだろう。やはり,この国の歴史を振り返るには,「こちらから」の視点を決して忘れてはならないことを改めて痛感した。
紙の本武揚伝 決定版 中
2018/01/29 17:34
ようやく動き始める・・・
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投稿者:犬丸52 - この投稿者のレビュー一覧を見る
世の中が動き始め,ストーリーにも求心力が生まれる。この巻の真ん中あたりからかなり引き込まれ面白くなってきた。特に武揚と土方の邂逅場面などは,鳥肌モノの表現力。とはいえ,やはり武揚を持ち上げすぎという流れはちょっと不自然なので,星一個減点。
紙の本武揚伝 決定版 上
2018/01/22 09:33
未だ全容は掴めず・・・
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投稿者:犬丸52 - この投稿者のレビュー一覧を見る
本人と,非常に近しい人は何とか大丈夫だが,周辺の人物については今一つキャラが立たない。その中で,勝のダメっぷりだけが強調されて,どうにも偏った印象になってしまう。この後,中下巻と読み続けるが,上巻自体の表かは星3つかな。ただ,開拓前の北海道を時計回りに巡る旅はなかなかによかった。私自身の30数年前のバイクツーリングと同じルートでもあり,あの当時の高揚感が脳裏に戻り嬉しかった。星一個追加します。