電子書籍
夢裡庵先生捕物帳
著者 泡坂妻夫
絵馬の中の人物がまるで矢を放ったように見える殺しの現場の真相は──(びいどろの筆)。味競(あじくらべ)番付で上位になった店ばかり次々と強盗に襲われているが……(泥棒番付)。砂を金に変える秘術をおらんだ人から教わったという者が持ち込んできた話とは(砂子四千両)。空中楼夢裡庵こと八丁堀定町廻り同心の富士宇衛門が、江戸の風物詩をめぐる不可思議で魅惑的な事件と対峙する(解説:芦沢央)。
夢裡庵先生捕物帳 (上)
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紙の本夢裡庵先生捕物帳 下
2018/02/09 23:39
時代の終焉
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:イシカミハサミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
上巻の流れを引き継いで、
上質の謎解きが続いていく。
終盤になると、実際の歴史のうねりが顔をのぞかせる。
そして、最後には夢裡庵先生の日常が。
江戸という時代が。
終わりを告げる。
ひとつの時代の終わりと、
ひとつの時代の始まりを、
泡坂妻夫が描く。
紙の本夢裡庵先生捕物帳 上
2018/02/03 00:55
短編リレー
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:イシカミハサミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
登場人物が多いのだけれど、
短編ごとに
紹介、
主役、
狂言回し、
と役割がくるくると変わりながらリレー形式で登場するから、
読みやすい。
「泡坂妻夫にしか書けない時代小説」というアオリも的確。
あと、解説文もいい。