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5件
インタビュー・イン・セル 殺人鬼フジコの真実
著者 真梨幸子
一本の電話に、月刊グローブ編集部は騒然となった。複数の男女を凄絶なリンチの果てに殺した罪で起訴された下田健太。その母である下田茂子が独占取材に応じるというのだ。茂子は稀代の殺人鬼として死刑になったフジコの育ての親でもあった。茂子のもとに向かう取材者たちを待ち受けていたものは……。50万部突破の大ベストセラー『殺人鬼フジコの衝動』待望の続編。本書を読み終えた時、あの『殺人鬼フジコの衝動』のラストをもう一度読み直さずにはいられない!【編集部より】本書は単独でもお読み頂けますが、『殺人鬼フジコの衝動』『私は、フジコ』のあとにお読み頂くと、より衝撃度が高まります。
2015年 尾野真千子主演ドラマ原作。
インタビュー・イン・セル 殺人鬼フジコの真実
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インタビュー・イン・セル 殺人鬼フジコの真実
2015/07/03 03:56
勧善懲悪
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:藤枝 雅 - この投稿者のレビュー一覧を見る
これも『殺人鬼フジコの衝動』同様面白かった。
『殺人鬼フジコの衝動』で残された疑問に答える形の本書であるが、前半はフジコの叔母「下田茂子」、フジコにより殺害された同級生の母「小坂初代」が登場するだけであり、フジコとは別の事件を追う形を採っていた。そこから上手くフジコ事件に結びつけ、真実を白日の下に曝していく手法は見事だった。
最後、『殺人鬼フジコの衝動』の疑問点に完璧に解答を与えた後に残る少しの気持ち悪さ…これも作品を傑作たらしめている要因の一つであろう。
たしかに物語を収束させる展開の巧さはあるが、『殺人鬼フジコの衝動』ほどの衝撃は無かった点は残念である。しかし、個人的には、悪人が栄えるというラストは好きではないので、こちらの方が好みではある。
インタビュー・イン・セル 殺人鬼フジコの真実
2013/02/20 14:28
面白かったです!
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:美綛 - この投稿者のレビュー一覧を見る
前作「殺人鬼フジコの衝動」を読んでおり、気になって購入しました。
最初の方は前作とは全く違う話か?と思ったのですが、徐々に繋がっていきました。
文字が見やすくすぐに読めると思います。
前作が好きな方にはとてもお薦めできる作品です!
インタビュー・イン・セル 殺人鬼フジコの真実
2020/04/12 16:46
カルマ
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:あおたいがー - この投稿者のレビュー一覧を見る
ネタバレあり。
『殺人鬼フジコの衝動』の続編で、フジコは出てこないのだけれど、血縁者が出てくる。
そしてみんな狂人。
殺人鬼のカルマからは逃れられないというニュアンスがそこかしこにある。
みっちゃんの正体が判明したときに驚いたけれど、それと同時に色々符におちた。
何故悪い男から逃げられなかったのか、などなぞに思うことは多々あったけれど、前作との繋がりや新事実などと出てきて興味深く読み進められた。