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19件
生きるぼくら
著者 原田マハ
いじめから、ひきこもりとなった二十四歳の麻生人生(あそうじんせい)。頼りだった母が突然いなくなった。残されていたのは、年賀状の束。その中に一枚だけ記憶にある名前があった。「もう一度会えますように。私の命が、あるうちに」マーサばあちゃんから? 人生は四年ぶりに外へ! 祖母のいる蓼科(たてしな)へ向かうと、予想を覆す状況が待っていた──。人の温もりにふれ、米づくりから、大きく人生が変わっていく。
生きるぼくら
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2024/10/12 14:47
もっとキャラクターを本気で愛して書いてほしい
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投稿者:とこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
高校いじめられて引きこもりになった青年が、数年ぶりに勇気出して電車に乗って、目の前に男子高校生2人組が来たんだよ?「なんとなく興ざめ」じゃないよ、過去を思い出して怖くてたまらないはずだよ。
夫婦2人で定食屋をやってる志乃さん、いつも主人公を助けてくれるけど、そこに苦労はないの?なぜ助けてくれるの?
青年達が初めて、しかも無農薬という難しい方法で特に勉強もせず作ったお米がそんなにうまく行くの?都会でスーパーに並んでいるお米は、日々技術を磨いてお米を作ってるプロの農家さん達の努力の賜物なのに、それよりも美味しいの?
東京の大学に行って有名企業目指して就活してる大学生、本当ただのチャラ男なのかな?彼なりにプライドや考えはないの?
作者は本当に心が綺麗なのかもしれないけど、ひねくれ者の私には、ただ敬意が欠けているように見えてしまった。
引きこもりの人。くだらないものとして描かれるゲームを作った人。都会で働く人。介護の仕事をする人。農業をする人。社会には様々な立場の人の、苦労と努力や痛みがあるのに。
直接作中に書かなくても、作者にそうした眼差しがあれば、こんなに薄っぺらくなることはなかったのではと思う。
生きるぼくら
2016/12/20 16:23
心温まるストーリー
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:mino - この投稿者のレビュー一覧を見る
物語としては出来過ぎなところがないではないですが(長年家に引きこもっていた人間がそんなに思い切りよく蓼科へ迎えるのだろうか?とか)、米作りを通して大切なメッセージを伝えてくれる作品です。 マハさんは、この作品のために米作りの全てを体験されたということです。実際に行ったからでしょう、米作りの描写からその大変さが伝わりました。機械も進歩してきたとはいえ昔から農家の方々は大変な思いをしてお米を作って下さっているのだと頭が下がる思いで読みました。 今とってもおにぎりが食べたいです。梅干しあまり得意じゃないけど。
生きるぼくら
2015/09/29 13:00
元気が出る本
4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:けん - この投稿者のレビュー一覧を見る
ひきこもりの男性が、頼りにしていた母が家を出たあと、母の残した書き置きを頼りに、久しぶりに祖母の家を訪ねる。ところが、祖母は認知症で孫である男性のことが分からない。祖母の家には、亡き父の再婚相手の娘が暮らしていて、その日から3人での奇妙な生活が始まる。地域の人々との交流から、3人に徐々に変化が現れる。
引きこまれ1日で読んでしまった。読んだあとはさわやかな気分で、元気も出てきます。