電子書籍
がばいばあちゃん
著者 島田洋七
昭和三十三年、広島から佐賀の田舎に預けられた八歳の昭広。そこでは厳しい戦後を七人の子供を抱えて生き抜いたがばい(すごい)祖母との貧乏生活が待っていた。しかし家にはいつも笑いが溢れ…。黒柳徹子、ビートたけしも感動した超話題作。
佐賀のがばいばあちゃん
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2008/07/02 19:25
明るく生きる。
5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:kumataro - この投稿者のレビュー一覧を見る
4冊の感想をここにまとめてみます。いずれも島田洋七著 徳間文庫です。
「がばいばあちゃんの笑顔で生きんしゃい!」
何度か涙しながら読みました。がばい=すごいという佐賀県の方言のようです。彼が8歳から中学卒業まで佐賀県の貧しい祖母宅に預けられていたことには驚きました。彼は”もみじまんじゅう”の印象から生粋の広島人だと思い込んでいました。
戦後まもなくから続く貧困生活の歴史は、私自身の貧しかった過去をも脳裏に蘇(よみがえ)らせてくれます。くじけそうになっている現代の若者たちにはぜひ読んでいただきたい。人間は心のもちかたひとつで、いくらでも強く生きていけるという勇気と感動を与えてくれる本です。
この文庫を読んだ後、最初に出た「佐賀のがばいばあちゃん」もインターネットブックストアーから取り寄せて読みました。また涙してしまいました。
「がばいばあちゃんスペシャルかあちゃんに会いたい」
こどもにさびしい思いをさせたことのない親はいません。
さびしさを笑いに変える。笑いは重要です。金があろうがなかろうが笑って暮らせることがしあわせです。
出会いと別れの本です。貴重な体験の数々です。光と影。こどもは親がなくとも、どんな環境にあっても育っていく。親はなくとも子は育つ。親がおもうほど子は親をおもってくれない。
親子の潤滑油は愛情。P181の母親の行動に感動する。いくつになっても息子の将来を心配する。親の手本です。そして、こどもはみんなママが好きです。
「がばいばあちゃんの幸せのトランク」
読み始めて、著者がはじめは無職の若者であったことにほっとする。仕事もせずにあるいは仕事がなく、無職でぶらぶらとしている若者は多い。親としてはがっかりです。そんなこどもをだめな人間と決めつけず、長い目でみれば、著者のように後半花が咲くということもある。
著者の親族の言動パターンは「逆転の発想」です。
夢をかなえる、花を咲かせるためには、広い人間関係が必要になる。人に好かれる彼を教育したのは、がばいばあちゃんです。
173ページにあるばあちゃんからの手紙には泣けます。
作品後半部分の豪遊シーンには驚嘆します。極貧から大金持ちへの転身。
わたしは「運」を貯めることについて考えました。不遇な時代は実は不遇ではない。運が少しずつたまっていく。それは、明るい未来に向かっていく楽しい時代なのだと。
紙の本佐賀のがばいばあちゃん
2020/11/20 23:53
貧乏は不幸ではないと実体験から教えてくれる内容でした。
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:まお - この投稿者のレビュー一覧を見る
貧乏は不幸ではないということを、佐賀のがばいばあちゃんと暮らした実体験から教えてくれる本でした。泣いたり笑ったり、泣き笑いしたり、アッと言う間に読み終えてしまいました。知り合いが所有していて、サッと冒頭(プロローグ)だけ読ませてもらったのが購入のきっかけになりました。プロローグの「『今、世の中はひどい不景気だ」とみんなは言うけれど、何のことはない。昔に戻っただけだと、俺は思う。変わってしまったのは、人間の方だ。」という一節が心に残っていて、続きが読みたく購入。大切なことは何なのか、再認識させて貰ったように思います。
紙の本佐賀のがばいばあちゃん
2016/04/20 18:28
今頃読んだが…
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:たろう - この投稿者のレビュー一覧を見る
かなりいい本だった。もっと早くよんでおけばよかtった。
昔の日本にはあった「なにか大切なもの」を思い出させてくれる一冊。
電子書籍佐賀のがばいばあちゃん
2015/08/29 01:11
さくっと読めました
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ショコラ - この投稿者のレビュー一覧を見る
しっかりと芯のあるおばあちゃんです。少年の目から見た、おばあちゃん、
先生、そしてお母さんとの絆が、短い中にギュッと詰まってます。
2007/03/14 21:18
足し算して生きる
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:さあちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
貧乏人が一番できることは笑顔だ
人生は総合力
夢を持て!叶わなくてもしょせん夢だ
本を開くとこんな言葉が目次に並んでいる。
著者は小学生の時に母親と離れ佐賀の田舎に住む祖母に預けられる。そこにはまさに茅葺き屋根さえ崩れ落ちそうな家での貧乏生活があった。その生活の様子が生き生きと描かれている。まさに行間から笑い声が聞こえて来るようだ。その訳は上記に挙げたようなばあちゃんの教えにある。ないものをくよくよ悔やむよりあるものを活かして生きる。自分の人生好きに生きよう。この強烈なほどの前向きの姿勢が勇気を与えてくれるのだ。
何が本当の豊かさなのか。ばあちゃんは問いかけているように思う。本の最後ににこやかに笑っているばあちゃんの写真が載っている。あんたも笑顔で生きんしゃいよと励まされているよ気になった。