電子書籍
赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。分冊版
著者 著者:青柳碧人
日本の昔話をミステリで読み解き好評を博した『むかしむかしあるところに、死体がありました。』に続き、西洋童話をベースにした連作短編ミステリが誕生しました。今作の主人公は赤ずきん! ――クッキーとワインを持って旅に出た赤ずきんがその途中で事件に遭遇。「シンデレラ」「ヘンゼルとグレーテル」「眠り姫」「マッチ売りの少女」を下敷きに、小道具を使ったトリック満載! こんなミステリがあったのか、と興奮すること間違いなし。全編を通して『大きな謎』も隠されていて、わくわく・ドキドキが止まりません!
本作をもっと気軽に読者へと届ける為に、エピソードごとの分冊版を作成しました。分冊版1は、第1章『ガラスの靴の共犯者』。
魔女に魔法をかけてもらった赤ずきん。シンデレラとカボチャの馬車でお城の舞踏会に向かいますが、途中で男を轢き殺してしまったのです……。
※興味を持ったエピソードだけ読むのでも面白いですが、第1章から順に読み進めますとよりお楽しみいただけます。
赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。 【第1章】ガラスの靴の共犯者
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電子書籍赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。 【第1章】ガラスの靴の共犯者
2021/06/21 10:29
見事なパロディ本格ミステリ
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投稿者:なのはな - この投稿者のレビュー一覧を見る
ミステリ短編集『赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。』の第一短編。シンデレラの話を元にしたパロディミステリですが、論理のしっかりした本格ミステリになっています。簡単な事件ですが、真相はやや複雑になっていて、たくさんの伏線も用意されていました。シンデレラのガラスの靴が一つのキーポイントになっているのですが、ストーリー自体は赤ずきんや魔女も絡んで、とても楽しい話になっていますが、童話といえども殺人事件が発生すればそれなりの緊迫感はありますね。良質の本格ミステリだと思います。