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波のうえの魔術師

著者 石田衣良 (著)

あの銀行を撃ち落とせ! 謎の老投資家が選んだ復讐のパートナーはフリーターの<おれ>だった。寂れた下町の一角で、マーケットのAtoZを叩きこまれた青年と老人のコンビが挑むのは、預金量第三位の大都市銀行。知力の限りを尽くした「秋のディール」とは? そのゆくえは……。新世代の経済クライムサスペンスにして、「ビッグマネー!」のタイトルでドラマ化された話題作。地道な生活者を破綻させた金融界の残虐性と世界を揺るがす市場の「波」を、精緻に痛快に描き切る!

波のうえの魔術師

税込 550 5pt

波のうえの魔術師

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波のうえの魔術師

2004/03/16 11:08

今でも色あせず伝わる小塚老人のことば

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ゲレゲレ - この投稿者のレビュー一覧を見る

 私は株をやっています。原作は株をやってない人もおもしろいと思うけど、やっているとすごく感情移入できる著作です。

 舞台はドン底の不況下にある東京の下町、荒川区町屋。マーケットに精通した小塚老人が、パチンコしか生きる術のない大学出たての青年を、社員として雇うところから物語は始まる。
 老人が一見取り柄のないその青年になぜ声をかけ、社員にしたかを語る一説が印象的だ。
「(前略)ロシアの小説家がこんなことを言っている。『ほんとうに貧しい人というのは、みんなと一緒に貧しい人のことだ。ひとりきり孤独に貧しい者は、まだ金をつくっていない金持ちにすぎない』。大勢の野次馬のなかにぽつりと浮かんで、きみはまさにそんな風に見えた」。
 この時から青年の生活は180度変わる。青年を老人にどんな風に仕込んでいくのかがひとつの興味ポイントだ。

 物語では、長銀株を売るシーンが出てくる。株の世界では「安く買って高く売る」を目標とする「現物取引」がオーソドックス。だが、その他に「信用取引」というものがある。信用取引では「売り」から始めて、安い値段で買い戻すことで利益を得られる。不況下で株価が下落していく状況でも、この「信用売り(いわゆる、空売り)」が有効だ。
 老人はこの空売りにより下落する長銀株で利益を得る。この物語が書かれた時代から数年がたち、現在では長銀は新生銀行に生まれ変わった。ただ、老人が語ったことばは今でも古びていない。

「日本人は金をうしろ暗いもの、汚いものと考える傾向がある。(中略)欧米諸国では最優秀の人材を投入して、熱心に殖産に励んでいる。(中略)(日本人が)巨額の資金をもって怯えているのでは、世界中の金融機関からねらい打ちにされるのがおちだろう」

 小塚老人のことばどおり、現実でも新生銀行を買ったのはアメリカの投資会社リップルウッドだった。大量の日本の税金投入→銀行再生→米投資会社が利益を得たわけだ。最近の株式市場では株式公開買付(TOB)が話題で、アメリカの投資会社はますます日本の資産に注目している。

 この物語が原作となったテレビドラマ『ビッグマネー』を見たのが同書を読んだきっかけ。テレビの方は、全体的には値動きとかハラハラさせられたりして、エンターテイメントとしておもしろい。ただ、『ビッグマネー』では、物語全体を通して「本当はお金よりも心が大切だよ」みたいなメッセージを感じる点が、原作で語られているテーマとは、表面的には少し、実際には大きくずれていた。

「本当に大切なのは人の心、だからお金なんか気にしちゃしけない」。なんだか短絡的すぎ。原作が語るのは、
「本当に大切なのは人の心。それを守る手段として、お金と真剣につきあうべき」だということだ。テレビ化された時点で、著者のメッセージが歪曲された点がちょっと残念だった。

 同書に戻り、もうひとつ印象に残った老人のことばがある。株だけでなく、すべての出来事には波があるという話だ。もちろん人生にも波がある。今、自分の人生の波はどんな風に動いているのか、そして、今、自分はどんな波の中にいるのか? 老人のことばのおかげで、私自身もおもしろい視点で自分を見直してみることができた。

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波のうえの魔術師

2004/08/31 23:42

経済を知らなくても分かる、株に興味を持ってしまいそうな本

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:あや - この投稿者のレビュー一覧を見る

三流大学を卒業して就職浪人中の白戸は、毎日、パチンコに明け暮れる日々を送っていた。そんな彼の前に突然現れた謎の老投資家。彼の秘書をしながら株式市場を学んでいく白戸。老投資家の目的は何なのか。預金量第三位の大都市銀行を相手に二人が挑む「秋のディール」の行方は?

2002年に放送されたフジテレビ「ビッグマネー!〜浮世の沙汰は株しだい〜」の原作本。作者は、2003年に第129回直木賞を受賞した石田衣良(いら)。

物語は、株式市場を中心に展開します。ちょっと注意が必要なのは、買った金額より高い金額で株を売れば儲かる、というのが普通の株取引ですが、本書では信用取引を行っているところ。つまり相場の高い時に先に売り注文を出して、株価が下がったら買い戻す。この時の差額が利益になる。このシステムを理解していないとこの話を読むのに「??」となってしまうので注意。

小塚老人の周到な計画によって、じわじわと銀行を追いつめます。小塚老人が仕掛ける作戦は、さながら波のようです。そして、目的は大成功…ところが、終盤では思わぬ展開を見せます。これもまた、この小説の面白さといえるでしょう。

経済小説はムズカシイという意識から敬遠しがちでしたが、作者の力量によっては面白いものにもなる分野なんですね。読了後、ちょっぴり株をやりたくなりました。

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波のうえの魔術師

2004/02/13 21:10

青春ものには違いない

1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ゆそか - この投稿者のレビュー一覧を見る

2年位前にドラマ化された作品の原作です。
私はドラマが始まる前から面白そうだな、と思っていて、観始めたら原作が石田氏だってことがわかって、ますます夢中になって欠かさずにチェックしていました。
主人公は長瀬くん、老投資家小塚役は植木等さんでした。
で、文庫化されるのを待って、即購入。

読んで驚きました。
ドラマとはかなり印象が違います。ドラマでは実在する銀行名は出てこなかった(と思う)のですが、原作には山一とか長銀とかがんがん出てきます。もちろん破綻したことも。さらに、ドラマとはラストが120度くらい違います。
ドラマを観終わったとき以上に、お金が怖くなりました。
ディーラーがクリックひとつで大金を動かす世界は、異世界でもなんでもなく、私の生活の同一直線状にあるわけで…。
株とか市場とか融資とか、さすが経済学部出身ってくらい、連出しますけど、そこは石田氏。
青春ものには違いないのです。

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