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2件
ねじれた絆 赤ちゃん取り違え事件の十七年
著者 奥野修司 (著)
2013年カンヌ国際映画祭審査員賞に輝いた『そして父になる』(是枝裕和監督)の参考書籍である本作は、昭和52年、沖縄で起きた赤ちゃんの取り違え事件を克明に追ったノンフィクションです。小学校にあがる際の血液検査で、出生時の取り違えがわかった二人の少女。他人としか思えない実の親との対面、そして交換。「お家に帰りたいよう」子どもたちの悲痛な叫び――。当時、女性誌の記者としてこの事件を取材した著者は、その後十七年にわたって二人の少女と家族を追いつづけ、この驚くべき作品を書き上げました。「家族の絆」とは何かを深く考えさせる傑作です。
ねじれた絆 赤ちゃん取り違え事件の十七年
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ねじれた絆 赤ちゃん取り違え事件の十七年
2003/06/13 18:15
親子とは
8人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:あかりんご - この投稿者のレビュー一覧を見る
昭和46年沖縄でおきた赤ちゃん取り違え事件。発生してから五年 育ての子を取るか実の子をとるか。運命に翻弄される子供たちと親。果たしてその先の運命の結末は
ねじれた絆 赤ちゃん取り違え事件の十七年
2019/11/25 20:46
いろんな情報が詰まってる
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:みのり - この投稿者のレビュー一覧を見る
取り違え事件の経緯から顛末までかかわった人たちの事情、心情の記録だが
沖縄の開拓の歴史などが非常にわかりやすく書かれている。
島で暮らすことや、家族を養っていくことの大変さなど、胸にせまります。
他人の家庭の事情に深く絡んで、子どもを取り違えたばかりにおきる葛藤が苦しく、罪深いことだと知らされる。
大人も子どもも翻弄され、ゆれにゆれて、どうなっていくのかと不安になるが
それでも、その子供たちが自分で人生を歩みだし、それぞれに落ち着いた環境になっていくので、読後感は悪くありません。