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  • みんなの評価 5つ星のうち 4.5 4件

体は全部知っている

著者 吉本ばなな

「アロエが、切らないで、って言ってるの。」
ひとり暮らしだった祖母は死の直前、そう言った。植物の生命と交感しあう優しさの持ち主だった祖母から「私」が受け継いだ力を描く「みどりのゆび」など。日常に慣れることで忘れていた、ささやかだけれど、とても大切な感情――。心と体、風景までもがひとつになって癒される13篇を収録。

体は全部知っている

税込 499 4pt

体は全部知っている

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みんなのレビュー4件

みんなの評価4.5

評価内訳

  • 星 5 (3件)
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  • 星 3 (0件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)

体は全部知っている

2007/03/14 22:59

【視力の良さとセンテンスのセンス】

4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:rem - この投稿者のレビュー一覧を見る

どうしてこんなにも心に染みこんでくる文章が書けるのだろう。
久しぶりに読んだ吉本ばななの1冊。
短編なのに、登場人物の生活・人生が拡がる。
どんな情景も、それを見る本人の心象というフィルターを通してしか見えない。情景の描写がとても美しく、すばらしい。
心に支配され、心を支配するカラダ。頭で考えていたって、その頭もカラダで、血糖値が下がればイライラするし、注意力も落ちるし、それが続けばフラフラしたり、認識力が低下したり。
反対に気持ちが幸せだと、熱があったって楽しかったりもする。
手足が冷えるとブルーになりやすかったりもする。
後書きにもあるように、カラダのメンテナンスに時間をかけることが
心もメンテナンスすることに繋がっていきそうだと感じた。

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体は全部知っている

2003/03/14 19:07

『体は全部知っている』雑感

4人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:国見弥一 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 さて、吉本ばななに戻ろう。小生は彼女の小説作品を読んでピンと来たことが
なかった。縁のない世界、あるいは住む世界が違うのだろうとも思うしかなかっ
た。分からないのは、女性が自立し、あくまで自分の側を世界を感じ描く中心と
為した場合、その世界を描き感じる基準点が違うための戸惑いなのだろうかと思
ってみた。 
 あるいは、古典などを中心とした読書によって、多くは男性中心の世界観で成
り立っていた仰々しい深刻ぶった世界で育まれた文学観とはまるで発想の根の違
う感覚で描くが故に、分かろうとすること自体が、見当違いの努力に過ぎないの
かもしれないと思ってもみた。
 その点、今回の短篇集は少し自分を安心させてくれた。
 尤も、相変わらず、小生が(勝手に)文学に求めているものとは違う世界があ
る。癒しに満ちたような優しげな世界がある。それはそれでいいけれど、そんな
ものは俺は求めていないよ、と不満タラタラな自分がいる。この自分が置いてき
ぼりを食らっている、という感は依然として否めない。
 ただ、敢えて、彼女の短篇集で示される世界観を理屈っぽく纏めるなら、タイ
トルにあらわされるように「体が全部を知っている」ということになる。
 昔、女性を蔑視する表現に「男は頭で考え、女は子宮で考える」というのがあ
った。男はともかく、女性の中でもこの認識に妙に納得する人がいるから、おい
おい、それでいいのかよと勝手ながら思ったりもする。
 が、この「男は頭で」を男は一般性と抽象性の方向に引き摺られがちであり、
つい政治や権力争いに現(うつつ)を抜かしがちであり、一方、女性は、男性中
心の世界で生きる上で選択の余地が狭かったり(結婚でも男性からの働きかけを
待つ、昔のことだが)、出世という点でも結婚し出産という大仕事などを抱えて、
現実に自分の生きる身の回りの生活を安心と安全の観点から確保したい、するし
かないという事情があったのだ、と理解することは可能かもしれない。
 特に定期的な月よりの使者は、常に地上を歩くことを、地上を人(女)は歩い
ているのだということを思い知らされる(あるいは安堵させられる。そのことで
生命の継承の上で自分が掛け替えのないものと知ることができる、云々)。
 女性は体がシグナルを送ってくる。体調という曖昧な、しかし、生活の基調を
彩る物質的肉体的条件がいかに人間の思考や感覚を左右しているかを常に実感さ
せられるのが(その他、化粧することが女性に齎すリアリティなど)女性なので
はないか。
(男性だって実はそうなのだ。それを性欲の捌け口を、既にあるその手の場所に
求めることで、目先を誤魔化すことが可能になっているだけだろう。)
 抽象性に漂うわけにはいかない。ないしは、。肉と血とが体を支え体の中を流
れている、そんな生々しい実感の伴う抽象性を生きる。
 悲しいから涙を流すのではなく、涙を流すから悲しいのだという言葉がある。
悲しいはずの状況だから泣くのではなく、泣いて初めて自分は実は悲しいのだ、
何か分からないけれど、言葉にならない嘆きの淵に彷徨っているのだと知る。
 人間は、本当は、在る。肉体を伴って在る。行為の途上にある。怒ったり悲し
んだりする。退屈だったり、安楽だったりする。それは実感としてある。その実
感を衒わず包み隠さず認めること、これは実は極めてエゴイスト的だが(そのよ
うに人には受け取られがちなのだし)、勇気の要ることでもある。
 実感から始めること、肉体としての自分を生きること、目にし耳にし肌に感じ
漂う匂いの海を離れないこと。

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体は全部知っている

2022/05/04 20:31

ふとしたときに読み、助けられています

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ちあき - この投稿者のレビュー一覧を見る

日常的でありながら琴線に触れるような描写は、自分の過去の体験や当時の感情を思い起こさせ、気づくと涙してしまいます。短編集なので、仕事などで時間や気持ちにあまり余裕がないときに、一話読んで心をほぐしています。

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