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耳袋秘帖・妖談シリーズ
著者 風野真知雄 (著)
若い頃は無頼の限りを尽くして悪の道にはまりかけ、しかしいまは「赤鬼」の綽名を持つ南町奉行の根岸肥前守(ねぎしひぜんのかみ)。その奉行のもとに、商いの評判が良かったもろこし屋の主人、伝次郎が殺されたとの知らせが寄せられる。現場近くでは、「かのち」という謎の書き付けを残して失踪した大店の若旦那が目撃されるが…。奇談集「耳袋」を千編も書き記した根岸肥前守(=歴史上実在の人物)が、江戸の怪事件を解き明かす好評シリーズ、新展開の第一巻。
耳袋秘帖 妖談うしろ猫
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2019/11/18 20:33
人間という出汁の効いた娯楽作
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投稿者:dsukesan - この投稿者のレビュー一覧を見る
実際にある江戸時代の奇談集である耳袋の著者である根岸備前守を主役とした物語。人間の闇と妖しさの詰まった事件を解いていく短編集。
端々のセリフで語られる人間観にほっとしたり、はっとしたり、愉しく心に染みる物語。