鬼の棲む蔵
偶然覗き見た息子の嫁の痴態――蔵元は淫らな姦計を巡らせて……
創業百年を超える小野酒造では今年も本格的な酒造りが始動した。だが、業務拡大を狙う七代目蔵元の東吾に対し杜氏や蔵人たちは純米酒のみに拘り、東吾は次第に孤立していく。そんなある晩、東吾は偶然覗き見てしまった息子・直哉とその美人妻・千香との閨事に久しぶりの昂奮を覚えた。燻る欲望の火を内縁の妻や修業中の女杜氏の身体で鎮める東吾だったが、千香に秘められた過去があることを知り、淫らな姦計を巡らせていく……。
〈著者紹介〉
霧原一輝
1953年愛知県生まれ。エロスを追求しながら様々な文筆業を続け、2006年『恋鎖』(双葉文庫)にて霧原一輝としてデビュー。【大人の男が元気になる官能】をテーマに執筆し、読者の熱い共感を得る。『蜜楽さがし』(双葉文庫)にて『この文庫がすごい!2010年版』官能文庫大賞銀賞を受賞。
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評価内訳
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