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小料理のどか屋 人情帖 新着
著者 倉阪鬼一郎
わたしはもはや武士ではありません。思うところあって刀を捨て、包丁を選びました。刀は人を殺めます。包丁も生あるものを切りますが、正しく成仏させれば、一皿一皿、一椀一椀の料理に変わります。その味が食べていただいた方の気持ちをほぐし、素材は生まれ変わって血となり肉となります。そして、ときにはそれが、人生の一椀になったりもするのです。
人生の一椀 小料理のどか屋 人情帖1
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2016/07/18 08:46
感動
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投稿者:りこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
「ほまれの指」の意味がよく理解できた。最後に不慮の事故に巻き込まれた息子が果たせなかった夢を代わりに叶えようとするする父親の姿に涙が止まらなかった。
2013/11/23 19:11
時吉の過去があきらかに
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:破魔ちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
武士を捨て料理人となった時吉は、もとは大和梨川藩城代組小頭の磯貝徳右衛門。江戸でのどかという小料理屋を行っている。常連の大和梨川藩士に国許で闘病中の藩主に、身罷られる前にもう一度、江戸の料理を食していただきたいという依頼を持ってきた。単に江戸料理ではなく、病身の体を考えても料理・・・。今回は読みごたえのある良作。
2013/01/31 17:07
美味しそう
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投稿者:fallia - この投稿者のレビュー一覧を見る
今回はちょっと不思議世界になっていますが、いつもながらにほっこりするお話です。
出てくるお料理が美味しそうでたまりません。