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古来稀なる大目付
著者 藤水名子
親子と紛う大目付と孫。
将軍吉宗の頼みに応え、幕府を守る大活躍!
大目付を襲う小藩の企み。
狙われた娘らを救い出し、抜け荷の謎を追う孫勘九郎。
二つの毒糸の絡みを解す、大目付松波三郎兵衛の推理。
「御屋敷に賊が逃げ込んだ」との町奉行石河政朝の言葉に、大目付松波三郎べ兵え衛は捜索を快諾するが、用人の黒兵衛は頑なに拒む。賊とは孫の勘九郎だったからだが、訳ありではあった。一方、三郎兵衛は大目付筆頭の稲生正武と一緒のところを襲われそうになる。勘九郎らが追う抜け荷の企みと、大目付二人を狙う小藩江戸家老の端正な顔の裏に潜む毒糸の絡みを解く、大目付の活躍。
痛快時代小説の開幕! 新シリーズ第2弾!
古来稀なる大目付
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2023/06/30 07:49
不思議な時代劇といった印象。
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ナミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
不思議な時代劇といった印象。まず題名からはスーパー老人の活躍劇と思ったのだが、むしろ悪ぶった孫の成長物語といった感じで主役が不鮮明。次いで気になったのが、ちょっと変わった「言葉使い」と、物語の流れの不思議さ。理路整然としてるのに何故かフワフワと宙を彷徨ってるような印象を受けるのである。何故かは不明。あと剣劇の派手さは正に時代劇映画でのお約束の殺陣そのもの。20人以上もの敵を僅か3人で全滅させるなど正にやり過ぎ。どうも、中国文学の影響を強く受けてるのではと感じる。私的には異質時代活劇といった感じ。