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本丸 目付部屋
権力に阿ることなく、自らを律し正義を貫く清々しき十人の侍たち
仮令、老中の事たりとも、非曲あらば言上すべし──
「柳之間誓詞」心得を胸に、大目付の非道と対決する。
「武家の鑑」目付の活躍!
早朝、大名の行列と旗本の一行がお城近くで鉢合わせ、旗本方の中間がけがをしたのだが、手早い目付の差配で、事件は一件落着かと思われた。ところが、目付の出しゃばりととらえた大目付の、まだ年若い大名に対する逆恨みの仕打ちに、目付筆頭の妹尾十左衛門は異を唱える。さらに大目付のいかがわしい秘密が見えてきて……。正義を貫く目付十人の清々しい活躍。
本丸 目付部屋 権威に媚びぬ十人
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2019/03/08 04:58
今回も楽しく読みました。
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:satonoaki - この投稿者のレビュー一覧を見る
政治の世界はカネが動いたり癒着があったり…これは些細なものを言うと政治の世界にとどまらず我々の日常にも見られることですが…読んでいて気持ちのいいものではありません。
『本丸 目付部屋』のシリーズは、政治の世界が大いに関係しているはずなのに、読むととても爽やかなのは、私腹を肥やす連中が主役ではないからでしょう。
脇役でもなく、脇役のさらにさらに脇役くらいで顔をのぞかせている感じです。
次巻がますます楽しみです。
紙の本本丸目付部屋 権威に媚びぬ十人 書き下ろし長編時代小説
2019/01/09 21:07
なんとも爽やかで温かいお話でした。
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:satonoaki - この投稿者のレビュー一覧を見る
この本とともに『風の市兵衛』シリーズも読んでいるところでした。市兵衛の実の兄が目付の職に就いていて、目付の仕事をはっきり描いた本とは縁が無かったようでしたので、おもしろく読んでいたところ、『本丸目付部屋 権威に媚びぬ十人』を知り、早速読んでみました。欲得に走るのは、今も昔も同じかもしれません。そういう人を見ていて、気持ちのよいものではありません。権威に媚びることなく目付職に忠実な彼ら。気分よく読めました。