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2件
レズ風俗で働くわたしが、他人の人生に本気でぶつかってきた話
著者 橘みつ
23歳で職を失いギリギリだった著者が、お客さんのさびしさに心と体で寄り添い、前に進むためのきっかけを一緒に探ってきた日々。対話型レズ風俗店オーナー兼キャストが初めて語る一冊。
レズ風俗で働くわたしが、他人の人生に本気でぶつかってきた話
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レズ風俗で働くわたしが、他人の人生に本気でぶつかってきた話
2020/07/12 18:35
丁寧な一つの視点から見た沢山の物語
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投稿者:なおちむ - この投稿者のレビュー一覧を見る
女性が性的なことを考えることをタブー視する風潮がまだまだ根強いこの国で、女性が女性向けに風俗を提供し経営していくのはなかなか難しいのかもしれないと思いながら読み始めた。
描かれていたのは思い込んでいたより多彩な沢山の人々の薄氷のような願望や守られるべき身の安全の話であった。
心の境界を踏み込んだら踏み込まなかったりするその難しさを橘さんは丁寧に出来る方なのだなと純粋に尊敬してしまう。人と関わる仕事をしている人にぜひ一読してほしい本であった。
レズ風俗で働くわたしが、他人の人生に本気でぶつかってきた話
2021/04/16 01:08
生きる辛さと「レズ風俗」
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投稿者:テオドラ - この投稿者のレビュー一覧を見る
レズビアン風俗を基軸に、現代社会での女性の生きづらさとその中で自己の生を歩んでいる女性たちの生きざまが、自己の体験に基づいて克明に描かれている。
様々な面で公正さが達成されたといわれている現代の、しかも大都市部においても、様々な「あるべき」論、特にジェンダー規範に関する自覚/無自覚の強い圧力。こうした圧力と対峙することに、あるいは一つの基礎をもたらしてくれる一冊だと感じた。