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48件
緑土なす
※本書は「緑土なす 黄金の王と杖と灰色狼<電子限定かきおろし付>」「緑土なす きみ抱きて大地に還る<電子限定かきおろし付>」を1冊にまとめた【合冊版】です。
※各巻に収録している電子限定の書き下ろしショートも収録しております。
山奥で野人のように暮らしていた“足弱”は、初めて上京した都で、今世王レシェイヌの庶子の“兄上さま”だと発見され、宮殿に保護される。国土に緑をもたらす奇跡の力を持つ王族は、血族しか愛せない宿命。しかし流行病により、今や生き残っているのは今世王ただひとりだった。孤独のために死にかけていた今世王は足弱に夢中ですがりつき、愛を捧げる。王族命の家臣一族「灰色狼」もまた、足弱に尽くそうとする。自分が王族だとは思えない足弱は耐えられず、ついに宮殿をあとにしようとするが……。
緑土なす(6)新婚旅行と、遠い雷鳴<電子限定かきおろし付>【イラスト入り】
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2017/07/21 17:59
名作!一人ひとり、物語の中できちんと生きています。
13人中、13人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:pikoku - この投稿者のレビュー一覧を見る
ウェブから読んで、紙の本も買って、SSにつられて電子も買ってしまいました。
それくらい大好きなお話です。
ウェブしか読んでないひとには、下巻収録の書下ろしでその後の二人を読めるのでおすすめです。
灰色狼たちの王族への思いが普通に振り切れているところが微笑ましいです。
もっと彼らからみた二人を読みたい!
地下牢での侍従ふたりのシーンとか、読み返してしまいます。
個人的には水明の登場を増やしてほしいのですが・・・嗄れ声、治るといいのに。
レシェの将来的な閨の希望も叶うといいなぁ(笑)
続編、というか、日常編みたいなものが出てほしい・・・いくらでも読めそうです。
緑土なすきみ抱きて大地に還る
2017/04/22 23:44
素晴らしかった
11人中、10人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:にゃうにゃう - この投稿者のレビュー一覧を見る
前作で唐突に引き離されたと思ったら
拉致され一息つくまで半分以上使ったんじゃ無いかと
思うくらい読む手が止まらなかった。
最近は分厚い本、肩こりするので電子化まで待つのですが
読みたい誘惑に負けました。
負けて良かった…
2017/06/25 16:11
言葉のひとつひとつが愛しい
9人中、8人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ささ - この投稿者のレビュー一覧を見る
電子版の特典も読みたくて購入しました。
主人公の足弱は山で育った野人です。偏った知識、食生活が彼とその周りの人々を苦しめることもあります。足弱も弟のレシェもたくさん悩んで、たくさんの優しさに支えられて、これまでなかったものや失ったままだったものを手にしていく愛情に満ちたお話です。
もちろん幸せなことばかりではありません。途中つらいところや、割り切れなく感じるところもあります。でも、読後は優しい気持ちになれるお話です(^^)