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すてきな悪魔
著者 高坂結城
加賀真太郎は、天使みたいな一つ下の新入生、天城響にハートを射抜かれてしまう。しかし、響は口も悪ければ手も早い。繊細なくせに根性ありありのかたくなな天使だった。超男前で単純な真太郎はその大らかさで、純真な響の秘密のにおいのするガードをはずしていくが!? 高坂結城のビタースウィートな学園ラヴ。
すてきな悪魔
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紙の本すてきな悪魔 4
2001/06/25 14:18
4人の日常は垣間見れたけれど。
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投稿者:kaede - この投稿者のレビュー一覧を見る
同人誌の再録、ということで、短いお話しが満載で、それぞれに、こんなエピソードがあったんだ、とか、ああ、4人の日常はこんななんだ、とか、そういったことが垣間見れて、同人誌のカタチで何冊も連続して読む分には楽しめるのかもしれません。
ただ、ノベルズとして買って読んでしまうと、どうもそのぶつぎりなストーリーに、公開前の映画のCMでも見せられたように、それぞれをもっと長いストーリーで見たい、という欲求にかられました。
そして最後に収録されているのは、ロボットもの。
ご事情があって書き下ろしが載せられなかったために、いろいろな再録というカタチになってしまったとあとがきで話されていて、仕方のなかったことなのでしょうが、すっきりしない同人誌再録のラストにシリーズと関係ない話しの上に、私的に苦手なロボットもの、ということで、どうも納得できない4巻でした。
同時収録のロボットものに関しては、確かにせつないといえばせつなく感じなかったわけじゃないです。
ありがちなストーリーですが、壊れかけて、新しく作り変えられないわけじゃないものの、新しく作りかえることで、今までの記憶を消してしまうなんて出来ない、というお話。
ただ、普段ボーイズラブはファンタジーと思う私でも、どうしてもロボットとえっち、というのは許容範囲を超えます…。
とにかく霧島&矢矧、真太郎&響の話しは、同人誌で読んだらすごく満足できる作品だったと思うのですが、ノベルズで読むことでこんなに物足りなく感じるなんて、という感じでした。