電子書籍
世界
「ちょっと世界を滅ぼしに行ってくる」そういってヒートテッ……いや魔装服に身を包んだ兄を送り出して数時間後。俺、里谷リトは奇妙な少女と出会う。少女の名は紙透トオル。差別と偏見に満ちたこの世界を作り替えようとしている少女だ。そんなバカなと笑う俺に、彼女はその『奇源』と呼ばれる超能力を見せてくれた。俺は彼女の願いを叶えてあげたいのか、それともいったいどうしたら……!?
紙透トオルの汚れなき世界
ワンステップ購入とは ワンステップ購入とは
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
紙の本曾々木小夜子の甦る世界
2016/07/14 17:32
展開が凝っていて面白かった
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:すず - この投稿者のレビュー一覧を見る
紙透トオルの汚れなき世界の続編
咎の木と、世界の存続をかけた時の牢獄と化した遊園地で、準ヒロインたちの過酷な未来を回避すべく奮闘するかくれんぼごっこ。
1作目の謎も解明して文章の展開もスピードあり奥深さをかもしだしている。
小夜子の読心能力もリトの一途な思いも魅力だが、リトをとりまく仲間たちがそれを認めながら葛藤する様が切なかったり、楽しかったり、衝撃を受けたりして楽しめる。思わず3巻はどんなかと期待してしまう。早く読みたい。
紙の本紙透トオルの汚れなき世界
2015/10/15 01:52
青春に悶絶する
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:みどりのお魚 - この投稿者のレビュー一覧を見る
かなり面白い。
心に寂しさをもつ者たちが繰り広げる青春ドラマ…というかラブコメ。
ガガガ文庫の青春モノのような苦味やエグみは無いので、そこを「物足りない」と思うか、「安心して読める」と思うか、好みが分かれそう。
個人的には暴走系ヒロインやマッド系主人公がいなくて良かった。マジで良かった…
雰囲気的には「ココロコネクト」と「変態王子と笑わない猫」の中間かなあ?
エロではなくイチャイチャ系で、読んでいて悶絶する。
タイトルから想像していたのとは異なり、複数ヒロインでみんなキャラが立っているのが良かった。
ぜひこの路線を突き進んで欲しい。
紙の本曾々木小夜子の甦る世界
2016/07/03 11:56
選ばれなかったヒロインたちは救われるのか?
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:みどりのお魚 - この投稿者のレビュー一覧を見る
読了後、「ううむ……」とうなった。
前作の「欠落の章」の伏線が回収され、〈咎の木〉たち奇源が、
なぜ人類を滅ぼそうとしているのか。その理由が判明する。
それが、すこぶるユニーク。やっぱセカイ系おもしろい。
全体的な話の流れは、
前半・・・遊園地から脱出しようと頑張る(各ヒロインとのイベント)
中盤・・・前作の伏線回収
終盤・・・ヒロインたちの○○。結末(タイトル通り、色々なものが甦ってる)
個人的には中盤が面白かったが、やはり特筆すべきは終盤だろう。
主人公に選ばれなかったヒロインたちの「その後」は、かなり心に刺さった。
前作のような「まったりイチャコメ路線」を踏襲しなかったことが残念と言えば残念だが、別種の面白さがあるので評価に困る。
個人的には1巻が☆5、2巻が☆4かな。
紙の本紙透トオルの汚れなき世界
2015/10/03 10:38
某ハーレム王も跪く人誑しぶりを見よ!
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:nawade - この投稿者のレビュー一覧を見る
第4回ラノベ文庫新人賞大賞受賞作。超能力を持ったキャラが多数登場するが、それぞれの能力に紐付くようなキャラとして確立されており魅力的に描かれていた。特に小夜子はその特異さもあって可愛い。主人公の内心と呼応する彼女との会話は独特のテンポを生み出しエスプリの効いたものとなっている。主人公は名前が某ハーレム王と同じリトという名前のせいか女誑し属性持ち、というか上位互換の人誑し属性持ちで、その言動に人が吸い寄せられていくところにクスリとさせられた。
紙の本曾々木小夜子の甦る世界
2016/07/02 10:05
【ネタバレ】主人公に選ばれなかったヒロインがテーマ
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:nawade - この投稿者のレビュー一覧を見る
紙透トオルの汚れなき世界の続編。
主人公に選ばれなかったヒロインをテーマに描かれた本作。
前巻で小夜子を選択したリト、しかし、曖昧な彼女との関係の裏に潜んでいた悲劇を咎の木との遊戯が暴き出す内容。
時の牢獄に囚われ、それでも想いを貫いたリトとか、書きたいことは理解できるのだが、全体的に拡散したけど収束しきれず後半の展開でブレた印象を受けた。
作者的には違うことを書いたつもりなのかもしれないが、受け止めきれなかった。
後、こういう展開なら、前半でもっと小夜子の描写を入れるべきだったのでは。