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子産(下)
著者 宮城谷昌光 (著)
謀叛に巻きこまれ、子国は果てる。3年の長きにわたり喪に服した子産はその後、苛烈なる改革者にして情意あふれる恵人として、人を活かす礼とは何かを極め、鄭と運命をともにしていく。時代を超えることばをもった最初の人・子産とその時代を、比類なき風格と凛然たる文体で描く、宮城谷文学の傑作長編!
子産(下)
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子産 下
2020/02/15 16:37
子産
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投稿者:kyon - この投稿者のレビュー一覧を見る
題名にインパクトがあって、読んでみた。
一国の宰相という名において、孔子が憧れていた存在であったのは知らなかったが。
揺れ動く春秋時代のセツナ、立たされた微妙な国の有りよう・・・バランスを保ち荒波をのりきり、国が残る術を模索しつつ、礼を持って天の采配に奢らぬように考え抜き、国難をのり超えていく・・・・その頭脳を持ちながら、と誠実な人柄、優れた手腕に先ず驚く。
宮城野昌光氏の本は中々に今の時代も見据えて達観した世界を描き出している。読後感が充実。

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