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7件
煙か土か食い物
著者 舞城王太郎
腕利きの救命外科医・奈津川四郎に凶報が届く。連続主婦殴打生き埋め事件の被害者におふくろが? ヘイヘイヘイ、復讐は俺に任せろマザファッカー! 故郷に戻った四郎を待つ血と暴力に彩られた凄絶なドラマ。破格の物語世界とスピード感あふれる文体で著者が衝撃デビューを飾った第19回メフィスト賞受賞作。(講談社文庫)
煙か土か食い物
05/08まで通常607円
税込 304 円 2ptワンステップ購入とは ワンステップ購入とは
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2024/12/17 02:26
無二の鬼才のデビュー作
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投稿者:みなと - この投稿者のレビュー一覧を見る
どれどれと読み出せば、一行目から舞城王太郎独特の文章に目眩ましを食らってついて行ってしまう。そのまま読み進めれば、文学の遺産を野心もあらわに換骨奪胎した世界像に感嘆させられてゆく。とうとう読み終えれば、呆気にとられながらも、傑作!という感触が脳に確かに刻まれる。『煙か土か食い物』はそういう小説である。
煙か土か食い物
2024/05/08 12:21
好みがわかれる
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投稿者:秋田 - この投稿者のレビュー一覧を見る
謎のスピード感とパワーに溢れた文章。正に唯一無二。
「最後の一行で世界が変わる」みたいなどんでん返しが売りのミステリー小説がありますが、私はこの小説の最後の一行が一番好きです。
その一行で世界が変わるという驚きに満ちたものではないです。むしろ考えれば考えるほど、この小説の終わり方はこれしかないと思えてくるんですよね。
色々あってあんまり人に勧められないんですけど、私は好きです。
煙か土か食い物
2024/02/26 19:07
唯一無二
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投稿者:栄本勇人 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ユニークな文体、心地よいテンポ、魅力的なキャラクターが混じり合い、バイオレンスなのにどこかさわやかな小説になっている。ミステリーではないが、ミステリ的サンスも光っている。