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2016/04/18 01:00
人気シリーズ第三弾
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投稿者:色鳥鳥 - この投稿者のレビュー一覧を見る
シンポジウム形式にて(あとがきによると「雑談」形式にて)、小難しい概念や思想なんかを、ごく簡単に紹介・説明する良書、の第三弾です。
このたびのテーマは、「行為の限界」「意志の限界」「存在の限界」とのことですが、これではわかりにくい。
「愛とは何か」「自由とは何か」「死とは何か」のほうが、しっくりくる内容です。
前著『理性の限界』『知性の限界』と比べると、とっつきやすいテーマが多いので、これらを難しそう・・・、と敬遠していた読者には、本書『感性の限界』から読んでみるのも、良いと思います。
「感性」について、というタイトルから想像される「美について」とか、そもそも感性とは何ぞや、といった点には、ほとんど触れられていませんし、他にもあらゆるテーマが眠っていそうで、期待してしまいます。
第四弾、第五弾と、続くことを期待しております。
読む前に、ある程度、基本的な哲学・科学的な知識は、あったほうが楽しいかと思いますので、高校生以上の読者におすすめのシリーズです。