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  • みんなの評価 5つ星のうち 3.8
  • 出版社:

モテたい理由 男の受難・女の業

もう疲れたよ……でも、止まれない。女たちを包囲する“モテ”の真実! モテ服にモテ子……女性誌はなぜ「モテ」を大合唱するのか? エビちゃんブームの深層、蔓延する自分語りの文法から恋愛至上主義とオタクの関係まで、混迷する男女の今をえぐる! (講談社現代新書)

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みんなのレビュー3件

みんなの評価3.8

評価内訳

  • 星 5 (0件)
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  • 星 1 (0件)

分析はただしいのですが、その後の結論がね、要するに男への媚びなわけ。戦争賛成も、権力へのゴマすり。なんでそうなるかな、そんなに右翼や自民党のおじさんたちに可愛がられたい?

10人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:みーちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

大学にはなんとか入れたものの、小学校以来彼氏いない暦10年を楽に越える我が家の長女のために用意した本です。勿論、私が読み終わってすぐに彼女に廻しましたが「かーさん、あれ、面白い」というのが第一声。そうか、このレベルのお話がアンタには面白いのか、とは思いましたが、世の中の新しい見方を知ったことは彼女にとってマイナスであるはずもありません。

ただし、私は言いたい!要するに、赤坂の考え方は徹底的に保守。世の中がどちらに動いて行くかには殆ど関心が無くて、ただそのなかで自分の最も有利な立ち位置を求める、それだけじゃないか、って思います。ただし、そうであるだけに現状分析は正しい。私と全く異なるのは、それを元にしたベクトルの向きなんです。

実は、この本、タイトルこそ面白いものの、最初は途惑います。赤坂の戦争に対する考え方から始まるからで、それが結論付けられないままに、唐突に現代における女性論(ま、女性論というよりは女の価値論、みたいなものですが)に入って行きます。この戦争に対する前振りは、最後に「終章 戦争とアメリカと私」で一応、まとまりはするんですが、正直、水と油を飲まされたような違和感がぬぐえません。

私はこう見えても政治や世界のことを考えているのよ、といったポーズではないのか、なんて思ったりします。だって本文と全く関係ないもの。それに、本文では冷静だった男と女にたいする見方が、この戦争の扱い方をめぐる話になると、殆ど体制側、というか旧権力というか、現在も日本を支配する男性至上主義、暴力肯定、権力主義に媚びてしまい、未来への展望を見失うからです。

ま、こう書いてばかりいると何を言っているのか分からないでしょうから、その部分を引用します。

「社会が戦争を「考えてもいけない」禁止原理主義をとれば、男の価値は下落していく。古今東西、男の価値を究極的に担保してきたのは戦争だったからだ。いい悪いではない。そういうものだ。男の共同体における価値はそこから発生したものである。」

「損得でいったら、トータルには地球規模の浪費だけれど、いつだって誰かが得をするから戦争がある。だから、その根拠を戦争反対に使うのはむずかしい。環境破壊だって同じことだ。自分が得をする立場だったらどうなのか?現に、戦後のどん底から、隣国の戦争がもたらした特別需要で復興のきっかけをつかんだ日本人が、本当は「戦争は絶対悪」であるなんて言えるはずがない。極端に言えば、格差を生み出すために戦争はある。格差でもうける人のために戦争はある。」

「戦争は絶対悪であるという無意識まで浸透した考え方は、妙な禁忌にまで発展して人を抑えつける。もともと戦争には「閉塞の打破」という側面があって、日本が太平洋戦争に向ったのも、それが大衆に支持されたのも、それを感じさせたからだ。
 そこを封じると、人間は、安全だけど危険な状態になっていく。」

「語られるべきは、何が起きたかではなく、本質はなんだったかという問題だと思う。でなければ本質的に同じことは繰り返される。「戦争」をやらないだけで、そのかわり他のすべてに戦争が漏れ出す。軍隊式教育を血肉にしみこませながら、私たちはもう一つの極に愛した。」

他にもありますが、このヘンでやめておきます。経済、スポーツなど勝つ為に最も効果的なのは一点集中主義とは真理です。何も赤坂が指摘するまでもありません。それは受験戦争、就職戦線、企業戦士のどれにも当てはまる、これまた御尤も。その組織のモデルは結局、軍隊である、という指摘も正しい。繰り返しますが、ごく当たり前の認識です。

軍隊を否定しておきながら、それと同じ組織を利用して勝ち残りを達成してきたという現代日本の矛盾を指摘し、故に軍隊を否定するのはおかしいと赤坂は言います。軍隊と同じ組織を様々な面で利用しながら、何が軍隊反対だ、というのが彼女の意見です。それなら野球を見るな、警察官に頼るな、儲けるのやめろ、と言いたいらしい。

でも、私は軍隊を否定するし、勿論高校野球も大嫌いだし、警察糞食らえだし、企業はそこそこの利益で我慢すべきで一人勝ちしなくてもいい、と思う。そういう人は自民党が嫌いだし、皇室にだって疑問を抱いているし、アホなアメリカ人が嫌でたまらないはず。要は数の問題なんでしょうが、私たちってけっこう矛盾した行動してないんです。

裏返せば赤坂は戦争賛成、軍隊賛成、野球大好き、横綱審議会の言うことは正しくて、公安警察はあるべきだし、経済は他国のそれを潰してでも日本は一人勝ちをすべし、と思っているわけです。それは本文を読んでもビンビン伝わって来ます。オヤジギャルじゃなくてオバン?まいいですけどね、娘だけにはこの手の権力に媚びる大人になって欲しいとは思いません。

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途中から内容が本論から離れて行き、読者を不安にする本。

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:S-1 - この投稿者のレビュー一覧を見る

英字名称でちょっと大判で表紙にモデルさんが写っている「女性誌」って年代とか職業とか様々な個別のターゲットがあることがわかりましたが、中身って「夢」とか「妄想」に近いのですね。だとすると男性にとってのエロ本と同じではないでしょうか。そういった話だったのが、最終章で突然著者が「自分史」を「日本人の戦後精神史」に重ねて語り始めたので、「どうしたのか??」と思いました。目次を見ると乱丁でもないし。どこかに書きたかったのかなあ。それまでのタイトルに沿った内容との乖離が激しく、何が起こったのか、理解できませんでした。

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戦争とアメリカと私

6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:けんいち - この投稿者のレビュー一覧を見る

本書は、『蝶の皮膚の下』や『ヴォイセズ/ヴァニーユ』などの小説の書き手として想像されるものとも、あるいは「モテたい理由」というタイトルから連想されるものとも、ずいぶんと異なり、作家+タイトルという書物の外貌がもたらす期待を(よい意味で)裏切ってみせる、その存在自体からしてすぐれて「批評的」な新書といってよい。というのも、女性のセクシュアリティを前景化した現代小説の書き手である赤坂真理が、「モテたい理由」を書く以上、ある程度、現代文化を素材に、自身の小説のメカニズムやその風俗性に言及した、いわば創作ノート的なエッセイが、さしあたりは想像しやすいからに他ならない。しかし、本書は、冒頭、男女の現代的な様相に軽くふれただけで「戦争」の話が展開されていく。本論とでも呼ぶべき本書の大半では、主に女性誌の見出しや記事を手がかりに、現代の消費社会を分析していくが、それは、俗にいう「モテる/モテない」の話には到底収まりきらない。単に、そこに男女をめぐる今日のイデオロギーが指摘されるばかりでなく、その鋭い筆致は、その構造的な要因が縦横に探られていく。この時タテ軸とは日本の過去の歴史であり、ヨコ軸とはアメリカという存在、アメリカとの関係である。こうした射程に鑑みれば、終章が「戦争とアメリカと私」と題され、本書をひもとく前に想像しがちな軽いイメージなどどこにも見出せないことに不思議はない。だから本書は、軽薄なタイトルを関し、女性誌を主要な分析対象としながら、赤坂真理が自身の半生を振り返りながら、実存的にこの国/この国の国民に警告を発した、重厚な思想書なのだ。こうした書物が、新書というパッケージで、軽薄なタイトルを付されて流通していくこと、そうしたアイロニカルな現実とともに、本書はその「批評性」をていねいに掬い上げながらよむべき、実に政治的な書物なのだと行ってよく、この地点から赤坂真理の小説を読み返す手がかりさえ見えてきそうでもある。

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