電子書籍
本居宣長「うひ山ぶみ」
著者 白石良夫
師と仰ぐ賀茂真淵との生涯一度きりの対面=「松坂の夜」以来、刻苦勉励を重ねること35年。寛政10年(1798)、畢生の大作『古事記伝』を仕上げた宣長は、古学の入門書『うひ山ぶみ』を一気に書き上げた。古学の扱う範囲、学ぶ者の心構え、学問のあるべき姿、契沖に始まる近世古学の歴史的意味、古学の目的とその研究方法など、国学の大人(うし)が初学者に授けた学びの要諦とは?(講談社学術文庫)
本居宣長「うひ山ぶみ」
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2020/03/28 10:37
『古事記伝』で有名な江戸時代の国学者・本居宣長が著した古学の入門書です!
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、江戸時代の国学者であり、文献学者、言語学者、医師でもあった本居宣長が一気に書き上げたと言われている古学の入門書『うひ山ぶみ』の現代語訳版です。本居宣長は「古事記」の研究に没頭した人物で、35年をかけて『古事記伝』を著したことで有名ですが、同書も、それに劣らぬ魅力が詰まった書です。同書には、古学が扱う範囲、学ぶ者の心構え、学問のあるべき姿、契沖に始まる近世古学の歴史的意味、古学の目的とその研究方法などが丁寧に書かれており、本居宣長の国学に対する姿勢がよく分かります。
2021/09/08 00:33
本当は星五つにしたいのだが・・・
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:719h - この投稿者のレビュー一覧を見る
どうしてよりによって、こういう音読向きの、
古典中の古典に注釈をつけるのに、
総ルビを採用しないのでしょうか。
義務教育終了程度の教養の読者が
充分に読みこなせない漢字が
本文に含まれるようなら、
読み仮名を振ってやる、
というのがまともな感覚では
ありませんかねえ。
21世紀の一般の読者が
本書に出てくる漢字を読めなかったり、
読み間違えたりしていると知ったら、
宣長先生も草葉の陰で悲しむのでは
ないでしょうか。