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峠越え
著者 伊東潤
弱小の家に生まれ、幼少期を人質として過ごした家康は、織田と同盟を組むが、家臣同然の忍従を強いられる。信長の命で堺にいるとき、本能寺の変が起きた。三河へ戻るには、明智の追っ手から逃れ、敵が潜む伊賀を越えねばならぬ。杓子定規の石川数正、武田の家臣だった穴山梅雪ら、部下たちもくせ者揃い。己の凡庸さを知る家康は、四面楚歌の状況から脱出できるのか? 本能寺の大胆仮説もふくむ大仕掛け、注目の著者の歴史小説!
峠越え
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紙の本峠越え
2023/08/07 09:02
華やかさはないが
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投稿者:Koukun - この投稿者のレビュー一覧を見る
華やかさがない家康を主人公にするとこのような作品になる という典型的な物語。題名からは当然伊賀越の話と思うが、桶狭間を始め三方原、長篠、そして本能寺と、通説とは別解釈 別視点の話が面白い。もっとも 本能寺は 流石に無理筋の気がしたが。作者伊東潤の自家薬籠中の話ではあるが、やや華やかさに欠けるか。