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電子書籍

風と光と二十の私と

著者 著:坂口安吾

“余は偉大なる落伍者となって歴史のなかによみがえる”雪の国新潟の教室の机に彫って上京し、あえて、孤独な自己鍛練の世界に彷徨する、“精神の巨人”坂口安吾の繊細にして豪放、聖にして俗の、ダイナミックな自伝世界。

風と光と二十の私と

税込 1,672 15pt

風と光と二十の私と

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評価内訳

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紙の本風と光と二十の私と

2021/02/05 22:58

矢田津世子を語る安吾が暑苦しい

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

作者のこの作品はいろいろな人が実名で登場することが何よりもおもしろい、芥川龍之介のおい葛巻義敏氏と芥川氏の家であったところで同人誌の編集をするのだが、作者は面識のなかった芥川氏について「彼の文学は博識にたよりがちだった、博識は十年も読書に耽れば一通りは身につくが、教養はそうはいかない、彼は晩年に至ってはじめて自らの教養の欠如に気が付いたのだと思われます」手厳しく評価する。そして、もちろん気になる矢田津世子とのことも語られる。今回この本を、読むにあたってあらためて彼女の顔をネットで眺めてみた、やはり美人だ(というか、美男顔だ)、一時期の坂口氏の頭の中には彼女のこと以外は存在しなかったようだ。もう一人忘れられないのが病気でなくなったせむしの好青年脇田君、「やっぱり死んじゃった」と苦笑しながら昇天してゆく姿が私にも見えたような気がした

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紙の本風と光と二十の私と

2003/07/06 18:30

安吾アゲイン

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:バナール - この投稿者のレビュー一覧を見る

 
 安吾を嫌いな人はいない。
 無頼(新戯作)派のひとりと理解されてはいるが、他の作家群とはやはり異なる「突端」に佇っている。太宰に触れるならばアンビバレントな恋愛感情が直ちに喚起されるだろうし、石川淳を紐解けば、奇妙な熱情を注入され運が良ければ“文学通”になれる可能性が出てくる。が、彼等が読者から掻い出すものとは異質の感情に、安吾に接する者は全身を統べられてしまうだろう。それは、安吾への「圧倒的な肯定」以外のなにものでもない。わたしは、常軌を逸した強度で読む者を感電させる『堕落論』が安吾の最上であると賛同する者の一人であるが、『風と光と二十の私と』という作品に抗い難く惹かれ離れることが今もできないでいる。
 ところで、詩人の三好達治は安吾を評して次のように言ったことがある。

 「かれは堂々たる建築だけれども、中に入ってみると、畳がしかれていない感じだ」

 「堂々たる建築」を仰ぎ見れば、『堕落論』のような「大柱」だけが目に飛び込んでくるはずだ。おそらくそのせいで、「畳がしかれていない感じ」がするのだろう。しかしながら、詩人が射抜いているように、「畳」は「しかれていない感じ」がするだけである。「畳」は間違いなく「しかれてい」る。だが、そこにあるべきはずの“千畳”は“見えない”。なぜならそれこそが、“安吾”なのだから。例えば、太宰は「家庭」を廃棄しようとしたが、彼自身はいつも読者にとって、“お茶の間”であった。寛ぎ横になることのできる、at home であったのだ。けれども、「堂々たる建築」の内で「寝転がる」ことは許されはしない。が、一歩踏み込めば、懐かしさに縁取られた涼やかな抒情性が体の隅々にまで浸み上がってくるのがわかるはずだ。目を瞑り、大の字になって、伸びをするための、“まぼろしの畳”を感じるであろう。その“一畳”こそが、『風と光と二十の私と』に他ならない。

 『風と光と二十の私と』、と呼ばれる作品は二十歳であったかつての自分の一年間を四十一歳になった安吾が綴ったものである。それは小学校の代用教員をした時分の思い出だけで織り上げられている。その中につぎのような一節がある。

「私は放課後、教員室にいつまでも居残っていることが好きであった。生徒がいなくなり、ほかの先生も帰ったあと、私一人だけジッと物思いに耽っている。音といえば柱時計の音だけである。あの喧騒な校庭に人影も物音もなくなるというのが妙に静寂をきわだててくれ、変に空虚で、自分というのがどこかへなくなったような放心を感じる。」

 このような“思い”が身の内をゆっくりと通り過ぎた経験を持たぬ者はいないはずだ。それは凛としているが暖かい暈を持つ。何度でも言おう。安吾を嫌いな人は、いない。

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紙の本風と光と二十の私と

2002/05/23 20:30

心に沁みた言葉

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ぽん太 - この投稿者のレビュー一覧を見る

昭和二十年代前半頃のエッセイを中心とした作品集。表題の「風と光と二十の私と」は、安吾が教員をしていた一年間を回想したものだ。このころのエッセイは、端的に表すと、暗いものが多い。矢田津世子との安吾流恋愛劇もここにはよく著されている。
私が各エッセイの中で最も印象深かったのは『古都』の中で安吾がある女に向かって吐く台詞。「僕なんかが君にとって何でもなくなる日があるはずだというのに、その日を作るために努力しないとすれば、君の生き方も悪いのだ。ほんとの幸福というものはこの世にないかもしれないが、多少の幸福はきっとある。然し、今、ここにはないのだ」。辛いときこの台詞を思い出して勇気を奮い起こしてきた。他の人にも是非、心に残る言葉を探し当てて欲しい。

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