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2件
明日なき身
著者 岡田睦
離婚を繰り返し、生活に困窮して生活保護と年金で生きる老人の日常の壮絶。高齢化社会を迎えた今、貧困のなかで私小説作家は、いかに生きるべきか……。下流老人の世界を赤裸々に描きつつも、不思議に悲愴感はない。自分勝手なダンディズムを貫き哀感とユーモアを滲ませる、二十一世紀の老人文学。
明日なき身
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明日なき身
2021/02/25 18:14
私小説の極北
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投稿者:ヴァリス - この投稿者のレビュー一覧を見る
日常生活の破綻に動じないのは虚勢か、それとも執念か
明日なき身
2020/01/23 17:51
不可解、そして不快
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:里 - この投稿者のレビュー一覧を見る
生きることが下手な人がいる。岡田氏は心を病み、消息不明だと聞いているが、それにしてもこんな生き方しか出来ないのだろうか。他人の好意を待つばかりで、怠惰による貧困から抜け出ようとする様子もない。読む自由も読まない自由もあるが、これを本として纏める必要があったのかどうか疑問である。