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  • みんなの評価 5つ星のうち 3.5
  • 出版社:

百年前の私たち 雑書から見る男と女

明治の末、男女共通の関心は“脳を強くすること”。男は“性慾”に煩悶しつつ、やっぱり帝大出との“就職”格差を気にしている。女は“女学生”に萌え~っと騒ぐ一部の男どもを尻目に、“自分探し”に余念がない。そうそう、したり顔でお説教し、社会を憂うオヤジやオバサンもちゃんといます。近代日本にはじめて生まれた大衆の姿はそのまま私たちの鏡像でもあるのです。

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百年前の私たち

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:雄ヤギ - この投稿者のレビュー一覧を見る

日本近代文学の研究者である著者が、研究の過程で集めた雑書を用いて、当時の「男」「女」に関する言説を記している。
全体的な傾向は、当時も現代もいってることはさして変わらないということ。タイトルも「百年前の私たち」だし。
当時の人々にとって、「近代」とは、人間を酷使するものであったとか、性的なものが個人の真実を写すと考えられていたなど、面白いものも多かった。

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学者のしての基礎ができていないのでは。

7人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:越知 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 副題にあるように、漱石が活動していた時代の「雑書」を読み解いて、当時の主として男女観を中心としたものの見方を探ろうとした本である。雑書とは何か、という定義がこの本には書かれていないのだが、文学作品でも専門書でもない、世間の実態や人生の渡り方を教授した通俗本、くらいの意味だろうか。
 当時の雑書が多数引用されており、言説の歴史をたどる本としてそれなりに面白いはず——と思って読み始めたのだが、そしてたしかに興味深いところはあるのだが、読み進むに連れてマイナス面が目に付いてきたのが残念である。
 ではそのマイナス面とは何だろうか。まず第一に、本に書かれたことが本当に当時の世間一般のものの見方を示しているのか、というところである。例えば現代ならユダヤ人の陰謀だとか新興宗教だとかスピリチュアルだとかの本が何冊も出ており、それなりに売れている。しかし売れているから現代日本人の大半がユダヤ人陰謀説や新興宗教を信じているとは言えまい。もともと書物には、専門書は別にして、売れなければならないし読んで面白くなければならないという前提条件がある。そしてその「面白さ」には世間の通念からはずれているから面白い、という場合も含まれる。現代でもトンデモ本が売れるのは、内容をそのまま受け入れたいからではなく、一時的な娯楽の種を得ようとするからだ。したがって、雑書の記述を当時の世相と結びつけるのにはかなり慎重な手順が必要なはずなのだが、新書という制約もあってかそうなっていない。しかし著者は学者を名乗っている以上、そうした作業は欠かせないはずだろう。
 このあたりは、井上章一のように学問の言説史をやる場合とは異なることを意識しておくべきだ。学問的な言説は閉じられた集団内の現象であるから、そうした検証は不要だが、「雑書」となると話は別なのである。
 第二に、男女観を見ていく際には著者自身のスタンスが問題となる。学者としての慎重な、つまり現代の視点を安易に過去に適用して断罪しない姿勢が求められるはずだが、石原氏はそれと正反対のことをやっている。男性的な言説はすべて断罪され、オヤジはことあるごとに揶揄される。アジテーターが書いた本みたいなのだ。最初のあたりでフェミニズムはヒューマニズムだと書かれているのだが、著者のヒューマンな姿勢はどうやら女性にしか向けられないらしい。このあたり、石原氏の学問的未熟さが露呈していると言っていい。
 もっと具体的に書こう。石原氏は歴史主義を勉強したことがないのではないか。歴史主義と言ってもポパーが『歴史主義の貧困』で批判した歴史主義=歴史進歩主義ではない。19世紀のヨーロッパで学問の基礎として提唱された歴史主義のことで、各時代は時代ごとの真理を持つ、という考え方がその核心にある。人間のあり方は時代ごと地域ごとに多様なのであって、そうした多様性をその時代や地域に生きている人々の気持ちに沿って理解するのが歴史学だ、とするのが歴史主義である。この考え方はやがてニーチェによって批判されるのだが、どちらかというとマルクス主義的な段階発展説が歴史学界の主流だった日本ではあまり馴染みがないようで、逆にニーチェの批判の方が先に読まれているような印象がある。しかしオレは歴史学者じゃないから知らない、では通らないだろう。自著で過去の言説に言及するなら、国文学者だろうとそういう勉強はしておくべきものなのである。

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