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考えて、考えて、考える
史上初の八冠達成に挑む、天才棋士・藤井聡太が自身で語る半生。
「死ぬまで努力」を掲げる稀代の名経営者との対話から見えてきた、異次元の天才の頭の中身とは――。
勝つ楽しさ、負ける悔しさを知って強くなった少年時代。
悔しさを乗り越え、負けをとことん分析することで、さらに強くなっていった奨励会時代。
将棋に出会った幼少期から、勉学の意味を考えながら通った高校時代、趣味の話、コロナ禍での日常生活、将棋AIの使い方、普段の研究方法、対局時の心構え、棋士になって変わったこと、これからの目標――。
次々と最年少記録を塗り替え、驚異的な勝率で勝ち続ける藤井聡太の強さの源を探る対談集。
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2025/05/07 21:27
藤井聡太さんに様々な観点で話を聞く
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投稿者:ふるかわぎ - この投稿者のレビュー一覧を見る
丹羽さんが豊富な知識から様々な話題について質問して藤井さんが応じる、対談本です。
ときどき藤井先生から丹羽さんへ質問をする場合もあります。
読書の部分とか。丹羽さんのおすすめ本は藤井先生の話題や興味にあったものを教えているのが流石だと思った。
将棋の上達法は確立されていないというのは、びっくりした。
いまのところ、人それぞれにあった方法をとるしかないようだ。万人向けは、まだない。
藤井先生の将棋での読みが盤面が浮かぶわけでも、符号が浮かぶわけでもなく、もっと曖昧というのは意外だった。このあたりは将棋棋士ひとりひとり異なる。
羽生先生が勝率が悪くなったときに中原誠先生が眼鏡(度)が合っていないんじゃないか。と助言をし眼鏡を変えたら勝てるようになったという話しは初耳だった。
読んでいて衝撃的だったのは、強いソフトの活用法よりも藤井先生のリラックス方法で、詰将棋の解答を棋譜のように並べるというものだった。
優れた詰将棋は芸術性が高いとのこと。
谷川浩司先生は将棋の棋士の3つの側面をあげていて、勝負師、研究者、芸術家で、芸術家というのは詰将棋の創作を指す。
藤井先生は詰将棋も作られるので、詰将棋における手順の美しさを感じ取られているのだと思う。
愉快だったのが、恋愛のすすめだった。藤井先生、心の動揺を対話から感じた。
丹羽さんのその時々で人生の峠がくるというのは、峠を過ぎたと思ったら次は別のことが峠に差し掛かっているので、常にできること、努力を続けなさいという意味に受け取れた。
(実力を維持しながら伸び続けるには)
最後に丹羽さんが藤井先生に贈った言葉は、羽生先生のお父様が羽生先生に贈られた言葉と同じ言葉でそれがとても印象に残った。

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