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13件
高校数学でわかる
著者 著者:竹内淳
高校物理の最難関「電磁気」が完全にわかる。見慣れないたくさんの単位と式が、ドッと出てくる電磁気が、誰にでも見通し良く理解できる入門書。さらに、「マクスウェルの方程式」までわかってしまおう! 『高校数学でわかる』シリーズ第1弾。(ブルーバックス・2002年9月刊)※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、予めご了承ください。試し読みファイルにより、ご購入前にお手持ちの端末での表示をご確認ください。
高校数学でわかるフーリエ変換 : フーリエ級数からラプラス変換まで
06/12まで通常1,100円
税込 550 円 5ptこの著者・アーティストの他の商品
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高校数学でわかるマクスウェル方程式 電磁気を学びたい人、学びはじめた人へ
2009/11/18 21:31
方程式よりその意味する物理的内容を理解する方が重要
5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:萬寿生 - この投稿者のレビュー一覧を見る
高校生を対象としているということで、高校の物理で習う電磁気の公式とのつながりを重視した説明をしている。高校生でもこの本を手にするくらいに物理に興味があれば、この説明によりマクスウェルの電磁方程式の意味は理解できよう。高校の数学で線積分、面積分、体積分の違いまで学習するかの疑問はあるが。高校生を対象の範囲では無理なのかもしれないが、積分形式だけでなく微分形式の方程式まで紹介して欲しいところである。先ずは方程式よりその意味する物理的内容を理解する方が重要であるから、この本の内容で十分だとも言える。
高校数学でわかるマクスウェル方程式 電磁気を学びたい人、学びはじめた人へ
2003/08/18 10:11
電磁気学の先生が合わなかったあなたへ
8人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ころり - この投稿者のレビュー一覧を見る
僕は高校で物理を履修せず、
大学で基礎電磁気学を取るはめになった。
講義をしてくださった先生のことは今でも良く覚えてる。
ぼそぼそとしゃべる。マイクをつけてらした、ずれた位置に。
右を向いてしゃべるときにはマイクに音が拾われ聞こえるが、
左を向いたときには聞こえない。
講義の内容? It was Greek to me!!!
僕は2度ほど講義に出たあと、基礎電磁気学の履修をとりやめた。
幸い必修ではなかったので(最初から取るなよな)。
月日は流れた。
依然僕の電磁気の知識はサルレベルだった。
ふと研究室(これでも僕は大学院生だ)の人々と電気に関する装置の話をしてるときに、僕は知ったような顔をしてふんふんと聞いていた。俺に話を振るなよ、な?
と思いつつ。
これでは、いかん。一応これでも私は理系なのだ。電磁気の基本的なことくらい、
理解しなくては。と、まじめに考え手にしたのが本書だ。
なんという無駄な前書きだろう。
えてしてこういう無駄な前書きの駄文には、極めてシンプルな結論が待っている。
結論、お薦め。
著者の、歴史を簡単に追いながらの解説と、
ふんだんに図を使う丁寧な説明は実に秀逸。
繰り返すが、僕の電磁気の知識はサルレベルだった。
でも今は、僕の電磁気学レベルもホモサピエンスの仲間入りさ。
理系レベルには、うん、もう少し時間がかかるかな…。
目次
第一部 エレキの謎を探る旅
1 平賀源内の挑戦
2 クーロンの秘密兵器
3 ファラデーの登場
4 もう一人の天才、アンぺール
5 最後の壁、電磁誘導
第二部 電磁気学の統合
1 マクスウェルの方程式
2 電子のベール
3 無限のバトンリレー
4 エレクトロニクスへ
第三部 旅の終わりに
高校数学でわかるフーリエ変換 フーリエ級数からラプラス変換まで
2009/12/28 21:24
大学の教科書よりかなり解り易いだろう
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:萬寿生 - この投稿者のレビュー一覧を見る
この本で解説されているフーリエ変換とラプラス変換は、理工系特に電気・電子・制御では必須の数学的道具である。理工系の大学を目指している高校生が読んでおいて損はない。しかし高校物理の範囲では、この道具を使う問題はないであろうから、その有難味が解らない状態でこの本を読むと、やや難しく感じると思う。むしろ大学生が参考書や副読本のように読むのに適しているかもしれない。「高校数学でわかる」と表題にあるように、大学の教科書よりかなり解り易いだろう。