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武商繚乱記
著者 上田 秀人
大坂・東町奉行所の同心、山中小鹿(やまなか・ころく)は、上役の筆頭与力・和田山の娘をわけがあることを
承知で娶ったにもかかわらず、裏切られてしまう。妻の不貞を許せなかった小鹿は、
義父の和田山に妻を公然と突っ返すという方法に及ぶ。これが原因で、東町奉行所内では、
同僚たちからも距離を置かれて居心地がよくない日々を過ごしていた。
鬱憤をはらそうと大坂の遊郭に足を向けたものの、なぜか客引きをされない。
理由は、大商家が「総揚げ」すべての見世を貸し切っていたからだ。
その商家の名は、淀屋。西国三十藩以上の年貢米を大坂へ廻送、売る権利を持ち、莫大な富を得ていた。
淀屋に借金をする大名もあらわれ、参勤交代の折には淀屋に寄って挨拶をするほどの力関係に至る。
幕府も忸怩たる思いで、ついに時の老中首座・土屋相模守が手を打つことに。
一介の同心・小鹿は、商魂たくましい上方の豪商と武士の沽券をかけた争乱に巻き込まれていく。
吉川英治文庫賞受賞作家が送る新機軸の書下ろし時代小説、堂々開幕!
戦端 武商繚乱記(一)
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電子書籍流言 武商繚乱記(三)
2024/03/15 10:18
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1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ナナママ - この投稿者のレビュー一覧を見る
この話、面白くなるのかな。試し読みだけでは何とも言えないけど、やはり2巻の続きという感じがしない。上田さんの本は大体いつも前巻の続きを感じさせない。続きを楽しみにしていると肩透かしをくってしまう。他の方のレビューを見てから買うかどうか決める事にする。因みに2巻の終わりは中山出雲守が勘定奉行に就く為に江戸へ帰る準備をする、そして山中小鹿を呼び出せと命じた所で終わってます。なのにまたぞろ武士が商人に金を借りる為に頭を下げるだなんだの説明が続く。そんな事は1巻2巻で散々読んだけどね!