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双子喫茶と悪魔の料理書
「だって、篝はずっと誰かのために料理をしてきたでしょう?」二年前。幼馴染みの少女・葉月から、なにげなくかけられた言葉。きっとあの時、ただの幼馴染みは、初恋の少女に変わった――。そして現在。俺はいまだ葉月に告白できないまま、葉月とその双子の妹・水希とともに、彼女たちの実家の喫茶店でバイトをしていた。そんなある日、水希が持ち出した古本から幼女が出てきて……!? 喫茶店が舞台の感動ストーリー!
双子喫茶と悪魔の料理書 ショートストーリー特典付き
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2017/06/30 09:14
双子の幼馴染と喫茶店を舞台とした三角関係ラブコメ
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:nawade - この投稿者のレビュー一覧を見る
幼馴染みの葉月に恋する篝、しかし、妖精キキにより恋愛成就の魔法をかけられたのは彼女の双子の妹の水希の方だったという喫茶店を舞台とした三角関係ラブコメ。
主人公は子供の頃から親から強制的に修行をさせられ料理が嫌いだったが葉月の励ましにより料理に真面目に取り組むようになる女子力高い男子。
葉月に一途な想いを懐きながら、なかなか告白できないまま水希と縁を結ばれたことにより葉月との仲が裏目に出まくり悩む姿には非常に共感できる。
作者独特の掛け合いの面白さも健在で幼馴染との三角関係のお手本のような内容だった。
この手の話だと誰に感情移入して読むかで印象が変わってしまう。
元々、好きだった相手がいたのに何らかの事情で他の相手と交際することになってしまう展開は下手に扱うと、恋愛感情を歪められたとか、妥協したと受け取られてしまうリスクがある。
この本ではそこを上手く処理しているので、非常に後味の良い終わり方だった。
電子書籍双子喫茶と悪魔の料理書2
2017/11/03 12:24
幼馴染三人の関係の根底にある二人と一人がテーマ
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:nawade - この投稿者のレビュー一覧を見る
前回の事件から1ヶ月、またも悪魔の料理書の力が発動し、今度は葉月が子供に戻ってしまう問題が発生する第2巻。
前回は水希メイン回であったが、今回はもう一人のヒロインであり双子の姉である葉月の回で幼馴染三人の関係の根底にある二人と一人というテーマを描いている。
好きあった者同士の二人なら事は単純だったんだけど、好きだから意識してしまうから逆に距離をとってしまったこと、更に妹と違い感情をあまり表に出さない葉月が事態をややこしくしている。
実際、最後に篝の気持ちは本当に葉月に届いてたのか首を傾げてしまった。
1巻で終わるなら曖昧なままで良かったけど、ここまで書いたからには三人の関係に決着つくまで見届けたい。