電子書籍
刑事・夏目信人
著者 薬丸 岳
ぼくにとっては捜査はいつも苦しいものです――通り魔によって幼い娘を植物状態にされた夏目が選んだのは刑事の道だった。虐待された子、ホームレス殺人、非行犯罪。社会の歪みで苦しむ人間たちを温かく、時に厳しく見つめながら真実を探り出す夏目。何度読んでも涙がこぼれる著者真骨頂の連作ミステリ(講談社文庫)。
刑事のまなざし
05/02まで通常836円
税込 418 円 3ptワンステップ購入とは ワンステップ購入とは
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紙の本刑事のまなざし
2014/01/29 16:47
刑事ものとしては少し異端
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:hiro - この投稿者のレビュー一覧を見る
人間の内面を描くことに主眼が置かれ、刑事、犯人、関係者の心情が丁寧に描出されており、いわゆる警察小説とは一線を画す印象があります。ドラマ化されましたが、ドラマが割合原作に忠実に創られていることが伺えます。ラストは全く異なりますので、原作とドラマの両方楽しむことが出来ると思います。心の襞に入り込むような、不思議な感覚の小説でした。
紙の本刑事のまなざし
2020/01/19 19:13
優しい感動作
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:まっしゅ - この投稿者のレビュー一覧を見る
その刑事の持つ「まなざし」は常に優しく慈愛に満ち溢れている。各章を読み進めるたびに薬丸さんの見事な筆さばきに心揺さぶられ、涙せずにはいられない。椎名桔平主人公でドラマ化されているが、主人公の優しい「まなざし」はドラマでも見事に受け継がれていると思った。
紙の本刑事のまなざし
2016/05/28 11:02
考える
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぽにょ - この投稿者のレビュー一覧を見る
短編集。
面白かったので、読み出したら止まらなかった。この人の作品は考えさせられることが多い。だからこそ読みたくなってしまう。
紙の本刑事のまなざし
2019/06/14 21:44
やりきれないストーリー
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:たっきい - この投稿者のレビュー一覧を見る
娘を植物人間にされたことをキッカケに刑事に転職した夏目刑事を主人公とする連作短編集。どれも読みやすく考えさせられますが、一方で、夏目刑事の見事な洞察力で感情移入していた犯人が逮捕されてしまうので、なんだか複雑な心境になりました。特に、表題作の『刑事のまなざし』はその典型。過去に犯罪を犯したとはいえ、せっかく幸せに過ごしていたのに、なんかやりきれない気持ちになりました。
紙の本その鏡は噓をつく
2017/09/14 18:34
長編が楽しみに
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:**** - この投稿者のレビュー一覧を見る
これも夏目シリーズとは気がつかずシリーズの最後に読了。
短編シリーズに登場していた検事とこんな事前談があったのですね。
登場人物の人物像が膨らんで、次の長編が楽しみになりました。
電子書籍刑事の約束
2017/08/02 22:37
人の心は傷つきやすく癒えにくい
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ケイ - この投稿者のレビュー一覧を見る
重いものを背負っていながら、犯罪に(犯罪を取り巻く人々に)真摯に向き合い、厳しくも温かい目を向け、繊細な心遣いをする夏目刑事の大きさにこれまで唸らせられてきた。
だが、やはり夏目刑事も人間だった。大きな悔いを残したことだろう。
人の心の複雑さを改めて考えさせられた一冊。
傷ついた心に救いはあるのか。
紙の本刑事の約束
2017/05/22 21:47
いろんな意味で衝撃的
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:maki - この投稿者のレビュー一覧を見る
夏目刑事第3弾。
洞察力の彼が、まさか責められる日がこようとは・・・
オムライスから続く最終話、いろんな意味で衝撃すぎた。
次回作、あるの?あるなら、どう書くの?
紙の本刑事のまなざし
2016/11/18 11:13
再読して分かったこと
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:maki - この投稿者のレビュー一覧を見る
長編を読んでからの再読。娘さんの事件、そう、こんなだった!!
夏目刑事の物語でありながら、ストーリーは事件の当事者目線で進んでいく。
いろいろな葛藤をかかえる犯人たちの、ちょっとしたしぐさでから
犯人にたどりつく冷静な姿に、彼のすごさを感じずにはいられない。
誰もが彼を刑事らしくないという。でもそんな刑事がいてもよい。
目立たない、刑事ドラマの主人公。
最初から、そういう立ち位置だったのね。。。
紙の本その鏡は噓をつく
2016/11/18 11:01
だれ、それ??
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:maki - この投稿者のレビュー一覧を見る
あれ?これって夏目刑事の物語じゃないの?
志藤って誰?悪モノなの??
まんまと作者の思惑に踊らされたと分かるのは解説で。。。^^;
にしても、殺されても仕方がないとは言えないけれど、エリートのすることは恐ろしい。
そんな殺伐とした中で、夏目刑事の柔らかさは良い塩梅におさまってる。
・・・で、夏目刑事の最初の事件など、あいまいにしか思い出せないので、
再び「刑事のまなざし」に戻りますか^^;