電子書籍
帰蝶さまがヤバい
著者 神楽坂 淳
天文十七年(1548年)、世の中は群雄割拠でみなが天下統一を狙っている。もちろん美濃もそうだ。そんな折、「結婚するわ」と国主・斎藤道三の娘の帰蝶は稲葉山城で父に向かって言い放った。「なぜおまえが決めるのだ」「どうして決めてはいけないのですか?」押し問答の末、帰蝶は結婚相手が尾張の織田三郎信長だと告げる。「いやいや、ご冗談でしょう」侍女の皐月が思わず口を挟む。「でもする」とすかさず返す帰蝶。帰蝶と信長は本当に結ばれるのか──時代を先取りする夫婦魂。新機軸・恋愛歴史小説!
帰蝶さまがヤバい 1
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電子書籍帰蝶さまがヤバい 1
2022/02/02 20:35
姫様版ハードボイルド
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投稿者:Koukun - この投稿者のレビュー一覧を見る
普通ハードボイルドというとゴルゴ13あたりをイメージしてしまうが、本書は「姫様版ハードボイルド」である。帰蝶さまが鉄砲を撃ちまくるわけではないが、ドライな心情で参謀役的な存在として信長の天下取りを先導してゆくという ストーリー設定はなかなか面白い。もっとも様々な点で無理やこじつけはあるが、どうにかつじつま合わせをしている。
帰蝶さまの心情 言動があまりにドライなので、どうにも感情移入できないところはある。