電子書籍
恋花シリーズ
著者 崎谷はるひ
高校二年の藤緒礼人は、体が弱かった自分を兄のように気遣い守ってくれる幼馴染みの井吹國仁にずっと恋焦がれていた。 その想いを伝えられない礼人は、幼い頃に國仁が、ふざけて感じやすい躰に触れてきたのを忘れられずにいる。 そんな折、祖母が茶道の師範である礼人は、文化祭で野点の亭主を務める事に。 以前から礼人の冷たい美貌に誘われその躰を付け狙う輩がいたが、ついに…! ※本文にイラストは含まれていません
恋花は微熱に濡れる
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紙の本恋花は微熱に濡れる
2007/01/24 21:46
思ったより健全(?)でした
11人中、11人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:hamushi - この投稿者のレビュー一覧を見る
なにしろこういう表紙の本なので、お話のほうも病み爛れ系なのかなと思って、怖れつつ読み始めたのですが、そうでもありませんでした。
主人公の礼人は、心臓の持病などを抱えて確かに病弱ではあるのですが、性格面は決して病的ではなく、むしろ勝ち気で大雑把なところさえある、下町気質の青年です。ただ子供のころから弟のように面倒をみてくれる國仁に対する、決して叶わぬ思いを持てあまして辛そうにしているときには、別人のように薄暗くなります。このギャップがあまりにも甚だしいので、最初のうちは読んでいて人格にまとまりを感じられず、とまどいました。
少し読んでいくと、礼人の秘めたる思いが叶わぬものでもなさそうなことが、すぐに分かってくるのですが、礼人も読者も、最後の最後まで徹底的にじらされます。
崎谷作品のファンの間でも、たぶん賛否両論ある作品なのではないかと思います。私も一読した直後は、いささかあくどいレイプ(未遂)シーンなどが胃にもたれ、ちょっとハズしたかなと思いましたが、しばらく時間がたってみると、礼人や國仁、それに脇役で出てくる町の人々や、礼人のクラスメートなどが、案外好印象で記憶に残るのを感じ、評価を改めました。
紙の本恋花は微熱に濡れる
2018/05/07 17:11
男子校、高校生の話
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:沢田 - この投稿者のレビュー一覧を見る
和装美人の高校生のお話でした。
無自覚な色気ダダ漏れ美人が、男子校にいて周りが大変という話でした。
ストーリーはなんの変てつもない…といえば言い過ぎかもですが、想像の範疇に収まりました。
表紙イラストから、てっきりヤクザモノかと思いましたw