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20件
5人の王シリーズ
■単行本200ページ分が無料で読める!■【孤独な王が求めたのは、ただ一人の星見だった。】王が抱いた相手には所有のしるしが現れる―― 神の血をひく5人の王が治める国、シェブロン。「星見」という力を持つ幼い妹の代わりに、傲慢で冷酷な青の王・アジュールに召し上げられたセージは、彼にその身を捧げることとなる。妹と離れ寂しさを募らせる宮殿での日々。出会った赤の王の優しさに癒され、淡い恋心を抱いていく。しかし、他の王の所有物であるセージに、その想いは許されるものではなかった。そんなセージをあざ笑うかのように弄び、突き放す青の王。暖かな時間を壊された悲しみと、彼への憎しみにセージは声を失い、秘めた神の血が目覚め――。 絵歩先生の美麗なイラスト入り♪
5人の王 外伝II【イラスト入り】
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5人の王 外伝1
2016/05/30 09:36
ひどい男と、良い奴
5人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:くるつ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本編でのウィローは、癒しとお笑い担当で、彼が出てくると暗い話もさっと明るくなる、なくてはならないキャラ。そんな彼と、シアンが友人として仲良くなるのはあり得るけど、潔癖性のシアンと性交迄いくのはどうやって持っていくんだろう???と、とっても気になったので、購入。
『1』はまだ二人の関係は、そこ迄はいきません。メインは、シアンと青の王の過去。青の王が、あんなひどい男になったのは、エールの事件のせいだと思っていたけど、いやはや。元々ひどい男だったというのが、判明します。あと、本編だと女性の方が好きでセージは例外なんだろうという印象を持っていましたが、そうでもないというのも驚きでした。まあ、お陰で本編で抱えていた違和感が解消されますけど。嬉しいのは、ロンゲ時代の青の王の挿絵がある事です。どんな感じかイメージできなくって、コミックより先に見れたのが満足でした。
外伝ではウィローが『ヒロイン』なので、本編でやっていた癒しとお笑いを、代わりにセージがやっています。
2015/09/13 22:31
最高に面白いファンタジー
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:こたろう - この投稿者のレビュー一覧を見る
BL読んでてこれを読まないなんて損だと思うほど秀逸なファンタジーでした。
また大衆心理がすごくリアルに描かれていて、ガッツリ長編ファンタジーだけど、中身も充実して読み応えたっぷりです。
主人公は初めは奴隷でその後王の一人になるのですが、攻めキャラの気持ちが中々わからず読者とともに翻弄されます。
BL的ラブストーリーの展開もちゃんとありながら、為政者の大変さや身分差があることなどいろんな要素が絡み合って、視点もたくさんありとても面白かったです。無理とは思うけれど続編を書いて欲しいです。
5人の王 外伝2
2016/05/30 09:56
恋愛脳
4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:くるつ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ウィローとシアンの交際を中心に展開する本作。最後迄、シアンが、北方に行った意味あるのか?と疑問は残るけど、まあラストシーンで、二人の関係を進展させるためには必要不可欠だったのかあと少し納得。
本編では取りつく島もない程冷徹で、人造人間のようなシアンだけど、恋愛脳になると人が違ったようになるのも楽しい。『1』の青の王との過去がシリアスで暗かっただっただけに、コメディタッチで明るい展開が続き、読んでいて幸せな気持ちになるので、「二冊のうちどちらが好き?」と聞かれたら迷わずこちらと答えるでしょう。
ウィローとシアン、二人の関係も、いい感じで読み手の期待を裏切ってくれるので、満足です。
惜しむらくは、シアンの気持ちがウィローに傾いていくにつれ、青の王の存在感がなくなっていくこと。その場にいるはずなのに、まったく話の中に出て来ないので、シアンが見ていない青の王は、シアンを今どういう顔で見ているんだろうって気になって仕方がありません。