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10件
棺姫のチャイカ
著者 著者:榊 一郎 , イラスト:なまにくATK
「働いたら負け」とうそぶくトールは生きる目的を失っていた。目下フェルビスト大陸を義妹アカリと放浪中だが、食い詰めてアカリに罵られ山中で食料を探すことに。そこでトールは棺を担ぐ不思議な少女と出遭う――。
棺姫のチャイカXII〈電子特別版〉
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棺姫のチャイカ 1
2013/04/13 14:57
出だしからシリーズのラストが気になる。
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:とある図書便り編集長 - この投稿者のレビュー一覧を見る
あの「ストレイトジャケット」などで有名な榊さんの作品。
あるサイトでもこの方の文章は綺麗、参考になるとの声が多かったので、まずは手始めにと購入。
世界観は中世の欧州辺り(ヨーロッパかも)。主人公は戦争を心待ちにしていたのに終戦のせいで気力を失った少年。そしてヒロインが棺を背負って旅をしているという設定。
話自体は典型的な「集め物」のシリーズ構成らしく、上手く読者の期待を煽っている感じがよかったです。さらにその期待を裏切らないのが流石というべきでしょうか。
恐らくは編集さんのせいでちょっと無難な方向に持ってかれてしまって、本来の魅力が十分に発揮されていないんだと踏みましたが、普通に面白いし、シリーズのラストが気になるので一冊買ったら二巻三巻と手を伸ばしてしまいそうです(笑)
棺姫のチャイカ 3
2015/01/19 11:02
信じる事、期待する事
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:とある図書便り編集長 - この投稿者のレビュー一覧を見る
タイトルにもあるように、信じることと期待することに関して、とても考えさせられる一冊でした。
あとがきに書いてある考え方が反映したんだろうなと思います。この本がよもや哲学的な面に向かうとは……。まあ、読後感は悪くありませんでしたが。
あとがきから読んでみると、より一層楽しめる。そんな一冊です。
棺姫のチャイカ 4
2015/01/19 11:10
チャイカという名前とは
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:とある図書便り編集長 - この投稿者のレビュー一覧を見る
この作品の本当の面白さはこの巻からだと感じました。あらすじにもある通り、「チャイカ」の二人目が登場します。
目的は違えど、同じく遺体を集める紅いチャイカ。謎が深まると同時に、一気に深層に近づいた感じがします。
また、物語とは直接関係はないんですが、端々でみられる蛇咬剣やコカトリスの設定がファンタジー好きの読欲を掻き立ててくれます。