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スクラップド・プリンセス
著者 著者:榊 一郎 , イラスト:安曇 雪伸
面倒臭がり屋のシャノンといつも幸せ顔のラクウェル。2人には血の繋がらない妹・パシフィカがいた。パシフィカは、黙っていれば可愛いが、口を開けば憎まれ口ばかりの女の子だ。3人は兄姉妹としてそれなりに平和で呑気な日々を送っていた。しかし、彼らの静かな日常は父の死で一変する。パシフィカが刺客に襲われたのだ。いったい何故?彼女にどんな秘密が隠されているというのか。シャノンとラクウェルは、大切な妹を守るため、刺客と戦う決意をするが――。「ドラゴンズ・ウィル」でデビューした榊一郎が描く、新たなハートフルファンタジー。ここに開幕!!
スクラップド・プリンセス13 天に響く聖譚詩
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通りすがりの子守歌
2002/09/02 22:41
癒された…っ。
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:うーあ - この投稿者のレビュー一覧を見る
世界を滅ぼす『廃棄王女』といわれた少女とその義姉兄の物語……。
今回の『通りすがりの子守歌』はとても癒されました。
偶然拾ってきた孤児の赤ん坊のメイが可愛かったです…。
でも、登場人物が可愛いだけではなくて、15歳の少女の心の傷や不安が丁寧に書かれていました。それがまた涙を誘う……。
でも、ちゃんとこの作品らしいオチが最後にあって、笑ってしまいました。
読み終わった後に、清々しい気持ちになれる作品でした。
遙かなる追想曲
2002/07/18 04:39
かなり緊迫してますなぁ
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:エリック@ - この投稿者のレビュー一覧を見る
主人公周辺で色々血が流れたり、実際に死人が出たりと、もともと主題が重たかった作品の本性が現れ始めたこのシリーズ。前巻、そして、今回と、最近刊行される「すてぷり」は前評判以上に読者にきつい物語を展開している。
下手をすると、ヒロインに救いの道はない方向に進む展開だけに、こういう緊迫したシーンが続くのは、どきどきする反面、心に痛い。
それだけ、練りに練ったシナリオなのだろうけれども、内容的にそろそろ終焉を迎えつつあるのも確か。長く続いて欲しいと思う一方で、どういう結末を迎えるのかを楽しみにするのも、そろそろ許される巻数になって来たといえるだろう。
同シリーズは一貫して、雑誌連載→刊行で来ているので、もしも、話を先取りしたいのであればドラマガ本誌を読んできただきたい。ただ、個人的には「〜編」が綺麗にまとめられていて、加筆修正されている文庫で読むことをお奨めしたいが、それも好みだろう。
ともあれ、物語は佳境なので、見逃すなかれ。