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ソード・ワールド・ノベル サーラの冒険 完結
ハドリー村の少年サーラは、優しげな容姿と女の子みたいな名前で、仲間たちからバカにされていた。勇気のあるところをみんなに見せたい。ヒーローになりたい!そう念願するサーラの前に、冒険者の一行が現れた。最近、村の近くに出現した謎の怪物を退治するため、大人たちが招いたのだ。チャンスをとらえて、怪物退治に同行することを許されたサーラ。さあ、冒険のはじまりだ!!“ごっこ”じゃない、本物の冒険の……。気鋭、山本弘の書き下ろし長編RPGファンタジー、第一弾!
ソード・ワールド・ノベル サーラの冒険1 ヒーローになりたい!
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2006/07/23 10:15
英雄の心を持つ少年の物語
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:にい - この投稿者のレビュー一覧を見る
サーラの冒険・完結
冒険あり、陰謀あり、恋ありと、これぞソードワールドと言った感じ
まとめに入ってるせいか、いつもの知恵を使って戦うサーラでは無いですが
ゲーム的でない冒険者達の生活がきちんと描かれていて、よりリアルな骨格があります
サーラの苦しみつつ成長し、それでも変わらない姿が嬉しいですね
サーラはサーラらしいまま、サーラらしい英雄になるのでしょう
紙の本ヒーローになりたい!
2001/09/02 11:34
サーラのひたむきさに共感
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:賢者の石 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ひとりの少年が「本当の冒険」を夢見て冒険者の一行に同行していく…というのが簡単なあらすじだが、読後感がかなり良い仕上がりとなっている。
主人公であるサーラのひたむきさや、それを受け入れる冒険者一行の善意ある言動が、読む者に心地よい読後感を与えるのだろう。ひとりの、特別な力など何ひとつない少年が、未知なる冒険に向かっていく…ある意味でファンタジーの王道なのだが、筆者である山本弘独特のタッチによって決して古いものにはなっていない。お勧めのソード・ワールド・ノベルである。
紙の本死者の村の少女
2006/12/26 20:03
陰鬱
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:にい - この投稿者のレビュー一覧を見る
サーラの冒険の短編集
ザーンの盗賊ギルド長・ダルシュの物語とサーラとデルが離れ離れになった後のそれぞれの物語
全体的に暗く陰鬱な雰囲気
話の中間を埋める部分でもあり、辻褄あわせのような印象があった
サーラにしろデルにしろかなり落ち込んだ状態で、読んで楽しいストーリーとは言えず、変化球的なアクセントはあるものの面白みに欠ける
虚無感ばかりでなく、もっと気恥ずかしいくらいの生の感情や、ドキッとする裏話なども盛り込んで欲しかった
紙の本愛を信じたい!
2001/09/02 12:37
早く続きを書いて!
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投稿者:賢者の石 - この投稿者のレビュー一覧を見る
サーラとデルのぎこちない関係が読んでいて恥ずかしい…けど、その恥ずかしさが面白いんだろうな、この作品。
しかし、このシリーズは平成七年に刊行された「愛を信じたい!」を最後に、その続編はいまだ発表されていない。人気シリーズだっただけに、第五巻を待ち望んでいるファンは多いのではないだろうか?
作者である山本弘はこの巻の執筆当時新婚さんだったのだが、あれから数年経って、このシリーズを書くモチベーションが下がったままなのだろうか。何にせよ作品自体に罪はないので、ぜひ、尻切れトンボで終わらずにきちんと完結させてほしいものである。
紙の本君を守りたい!
2001/09/02 12:28
ファラリス解釈に異議あり!
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投稿者:賢者の石 - この投稿者のレビュー一覧を見る
サーラの冒険シリーズ第三弾。ストーリー自体は多少気恥ずかしいところがあったものの、よくできた、好感のもてるものだった。しかし・・・
暗黒神ファラリスの教義を一部肯定しているふしがあって、どうにも違和感があった。ファラリスは一切の行動の自由を認める宗教なので、結果、それを信仰する者は邪悪にならざるを得ない、というのが、それまでのソードワールドの世界観ではなかったのだろうか? たとえ物語を面白くするためとはいえ、こういった価値観さえも逆転してしまうと、読者側は混乱せざるを得ない。「ファラリスにも善良な人間がいる」という例外を認めがゆえに、その例外が全体の価値観に拡大解釈され、「自由を示唆する暗黒神こそが真に善で、法で人を縛りつけんとする至高神ファリスのほうが質が悪い」という、昨今のソードワールド・ファンの偏った風潮と同化してしまわないか、憂慮せずにいられない。
紙の本悪党には負けない!
2001/09/02 12:16
可能性は未知数
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投稿者:賢者の石 - この投稿者のレビュー一覧を見る
「ヒーローになりたい!」の続編にあたるサーラの冒険シリーズ第二作。前回知り合った冒険者一行と落ち合うために「岩の街」ザーンへと向かうサーラ。しかし、その道中で迷子となり、それどころか人さらいに捕まってしまう…。
サーラの冒険シリーズの魅力は、主人公が何の特技も力ももっていない、ごく普通の少年であるところだろう。可能性は、まったく未知数。武器も防具も持っていない。しかし、だからこそ彼の行く手を阻む障害をどうやって切り抜くか、読者はサーラと共感してハラハラドキドキできるのではないだろうか? これからのサーラの成長に期待。