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やばいキスほどいい【イラストあり】
著者 義月粧子 (著)
世界規模のコングロマリットである「プレアデス」で社員の調査が主な調査部に所属する八重樫諒。重役警護に当たる警護班も当然その対象で、職種柄、調査も一段と厳しいために調査部との仲は最悪だった。中でも班長の瀬尾迅は、自身の調査時に当時出入りしていた男性専門のバーにまで八重樫が潜入調査したことが分かってからは特に敵視していた。勘の鋭い瀬尾に対しての特例だったのだが、仕事のためなら身体も使うと誤解され…。秋山先生の口絵・挿絵収録。
やばいキスほどいい【イラストあり】
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2015/02/20 00:24
誤解とすれ違い
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:アリス - この投稿者のレビュー一覧を見る
瀬尾×八重樫
仕事の設定が珍しくて最初は「ん?」って思ったけど、要するにでっかいグループ会社の中で、不祥事とか怪しい動きをする社員を調査する社内での部署なんですね。
怪しいと思われる時点で調査が入るから、実際は何もしてなかったり、関わってなかったりする人もいて、プライバシー保護のためと、事前に隠蔽されるのを防ぐために秘密裏に調査され、社員には恐れられ、嫌われている…という、なんか可哀相な部署。。
そんな部署で感情を制御し、完璧に仕事をこなすのが八重樫です。
八重樫は重役を警護する部署に入社することになった瀬尾の身辺調査のため、バーで思わせぶりに近づきます。
瀬尾は一目で八重樫を気に入り、八重樫も仕事で近づいたとはいえかなり惹かれていたけれどそこは仕事。
ホテルに入り、ことの前に瀬尾がシャワーを浴びている間に靴に盗聴器をしかけてそのまま去ります。
はい、最悪の出会いですね。
その後無事に入社した瀬尾と八重樫は再会するわけですが、八重樫が調査部の人間で、あの出会いも調査だったと気づいた瀬尾は当然八重樫のことを悪く思っていて、顔を合わせるたびに嫌味や暴言を浴びせます。
義月さんの作品で定番な感じの関係性ですね。
八重樫も内心では瀬尾に惹かれていたわけですから、そんな瀬尾の態度に傷つくんですけど、表には出さずにクールに振る舞うのがなんとも意地らしくて切なくてよいです!
仕事で関わることでお互いの一面を見て距離が近づいたり、でもまた誤解されたり、そのへんのジレジレ具合もよかった。
とはいえ、くっつくまでは攻めがかなり理不尽なことを言ってきたりするのでイライラする人もいるかと思います。
受けが攻めに誤解されて傷つくけれど、最後に誤解が解けて報われる展開が好きなドMな方、義月さんのこーゆー作品大好き!な方にはかなり楽しめるかと思います。
2018/07/24 16:46
ドSとドM?
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:うりこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
攻がドSだったりイヤミだったり、やたら意地が悪かったり、この作者さんの作品では定番な感じです。
どうしようもない状況下での誤解から恋が始まり、やっぱりどうしようもない状況下でなにも言えず説明もできず、一人ひっそりぐっさり傷付きながらも耐えてクールに振る舞う受がかわいくもいとおしかった。
紙の本やばいキスほどいい
2017/04/09 18:47
二人共強いタイプ
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:にしかわ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ナンパに馴れてるカッコいい男と、自分の美貌に自信がみなぎっている男の駆け引きが面白かったです。仕事に邁進する男は、性にも貪欲で、魅力が溢れていました。
普通にサスペンスを読んでいるようなスリルもありまして、どんどん読み進んで行ってしまう感じでした。
警護班の中でも一際デカイという割には、挿し絵はそうでもなく、ガタイがいいというには薄っぺらく、眼力もない感じで、ちょっとこの小説とは違っていたように思います。
脇キャラ清水が少し気になる人物でした。