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七姫物語
ある大陸の片隅。そこでは、七つの主要都市が先王の隠し子と呼ばれる姫君を擁立し、国家統一を目指して割拠した。 その中の一人、七宮カセンの姫に選ばれたのは九歳の孤児だった。彼女を擁立したのは、武人のテン・フオウ将軍とその軍師トエル・タウ。二人とも、桁違いの嘘つきで素姓も知れないが、「三人で天下を取りにいこう」と楽しそうに話す二人の側にいられることで、彼女は幸せだった。 しかし、彼女が十二歳になった時、隣の都市ツヅミがカセンへの侵攻を始める……。時代の流れに翻弄されながらも、自らの運命と真摯に向き合うひとりの少女の姿を描いた新感覚ストーリー。 第9回 電撃ゲーム小説大賞<金賞>受賞作品ついに登場!
七姫物語
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紙の本七姫物語 第1章
2003/06/29 23:50
実はキャラ小説です。
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:シス - この投稿者のレビュー一覧を見る
面白いです。実に面白い。
とにかく雰囲気がまず柔らかい。それに伴って絵も柔らかい。
名が空澄にちなんでイメージとして青と空が浮かびます。もうそれだけで私はたまりません。
そして設定が独特にて特殊、そして良くできています。
設定すら柔らかさを感じますね
舞台は昔の日本に似た感じがします、一応戦略物でまぁまぁよくできています。
ですがここまで良くできた物が実は主役3キャラを引き立たせるため「だけ」の物ってのが凄いです。とにかくキャラがたっています。ものすごく躍動感にあふれているので最高です。
難点ですが
どうみても続編がでるように見える内容ですが…でるのでしょうかね…
あとは新人賞によくあることですが話が性急に過ぎるとこがあるってとこでしょうか?
総じて
かなり面白い小説です。一回読んでみることをお勧めします。
ただ戦記物として読むと本格派には及ばないと思いますのであしからず。
2016/05/15 00:38
祝!電子書籍版刊行
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:めげる - この投稿者のレビュー一覧を見る
七姫物語は私がライトノベルから遠ざかりつつあるときでしたが、独特の世界観が気に入って、6巻の完結まで追い続けた作品で非常に思い入れがあります。
このたび電子書籍版が刊行、しかも電子特別版】として過去「電撃hp SPECIAL 2004 SPRING」に掲載された『七姫物語 挿話 向日葵の光景』と「電撃hp SPECIAL 2004 AUTUMN」に掲載された『七姫物語 東和紀行 晩夏、そして早風』が収録されるということで、再読してみたいと思います。
番外編はこのほかに「電撃スマイル文庫 つなげよう!希望の絆!!」収録の短編がありますが、こちらは収録されなかったのは残念です。
2004/06/24 22:40
雪に包まれた厳しい季節。春にむけて力を蓄える季節。各都市が静かに動き出す。
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ゆず - この投稿者のレビュー一覧を見る
第9回電撃ゲーム小説大賞「金賞」受賞作、待望の続編です。
今ではない時代、ここではない場所。
ひとつの戦いが終わり、季節は冬へ。
冬祭りで賑わうカセン。
雪に閉ざされる中、やがて来る春に向け各都市が静かに動きだす。
1巻に比べて、話のスピードはゆっくりしていて、独特の雰囲気に一層磨きがかかっています。
もう主人公のカラカラが可愛いですよ!!特にヒカゲとの会話!
読んでいるうちにほんわかしてきます。
カラカラは、幼いながらも、自分の考えを持っています。
純粋であり、強かであり。けれどそれが嫌味にならない。
その成長を見守りたくなる存在です。
今回で、七姫すべてが登場しました。どの姫も魅力的。
ますます続きが気になる作品です。
紙の本七姫物語 第4章 夏草話
2006/09/22 09:45
次の展開に向けた対話をする人々
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:にい - この投稿者のレビュー一覧を見る
三宮と七宮の和睦を皮切りにそれぞれ次に向けた交渉や対話が始まります
小休止というか一段落ついて、それぞれの立場や政治的な思惑などを明確にする感じです
キャラクターの後ろにカメラが付いて回っているような映像的な印象を受けました
ただ、切り替えが細かく、あわてて読もうとすると少し読みづらいかもしれません
ゆっくりと状況をイメージしながら読み進めるべき作品ですね
2008/04/20 00:53
人ゴトの視点
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:にい - この投稿者のレビュー一覧を見る
七都市間の政治・軍事的な流れの話
キャラクターも新キャラ含め多彩だが、場つなぎ的な扱い
全体的に世界を人ゴトのように眺めるトエ・テンのような視点で語られ、カラのような密着した視点がなく、全てのキャラクターが同じ目線になってしまっている
丁寧に描かれているとは思うがやはり読みにくい
物語は急展開を迎え、大きくうねっているからこそ素直に目の前のものを見る視点を大事にして欲しい