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5件
冒険者たち
イタチと戦う島ネズミを助けに,ガンバと15ひきの仲間は,船で夢見が島に向いました.しかし,白毛のノロイがひきいる,どうもうなイタチの群れに追いつめられ,海岸の岩山で最後の決戦の時をむかえます.
冒険者たち
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冒険者たち ガンバと15ひきの仲間 新版
2002/11/01 22:00
ネズミに惚れた。
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:鉄コン - この投稿者のレビュー一覧を見る
どうしてもっと早く、多感だった子供の頃に読まなかったのかと後悔させられた一冊です。
小さなネズミたちが戦いを挑む相手は、白く美しいノロイ率いるイタチ集団。某有名アニメの原作にあたる本なのですが、とにかくすごい。
戦うということ、誰かを守るということ、意思を貫き通すこと、全てが困難で後ろを向いて逃げ出したくなるけれど、彼等は弱さを見せない。笑っていられる、歌っていられる……まさに冒険者の鑑!!
男前な児童文学です。
冒険者たち ガンバと15ひきの仲間 新版
2002/02/24 02:15
動物が主人公の冒険小説の傑作
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:かけだし読書レビュアー - この投稿者のレビュー一覧を見る
動物が主人公の冒険小説の傑作。読んでいてふとトールキンの「ホビットの冒険」を思い出した。居心地の良い住処でのんびりしていると不意に来客が。主人公はその住処が気に入っていたので冒険などする気はさらさらなかったが、何となく誘われるまま出かけ、なりゆきでそのまま冒険へとかりたてられる。
古い作品だが、それを感じさせないほどの面白さ。主人公のネズミのガンバをはじめてとして、ガクシャ、マンプク、イカサマ、シジン、ヨイショ、イダテン、アナホリ、オイボレなど脇役も個性豊かな面々が勢揃い。圧巻なのが終盤のイタチのノロイ達との戦い。単なるチャンバラものに終始せず、スリリングなかけひきが物語を盛り上げている。単純に読んで楽しい娯楽冒険小説。良い作品は時を越えて読んでも面白い、の見本のような物語だ。
ちなみに好きな台詞。「これが海の空気というもんさ。この空気を一度味わったら、陸の空気なんて水割りのウイスキーみてえなもんだぜ」ヨイショ談。
2024/11/05 15:50
愛すべきちょい悪ねずみたち!
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ピッピのすけ - この投稿者のレビュー一覧を見る
これは本当にネズミの会話か?…と思うくらい、話し方めっちゃカッコいいやないかーい!
少しガラが悪くて不良っぽくて仲間思いでアツいネズミたちの物語です。
先入観で「主人公ネズミでしょ?」と侮るなかれ。
酒だって飲むしケンカだってするし人間みたいに喋るけどファンシーさはゼロで、品行方正な子供向けのキャラではないところが魅力的。
初めて出会ったのは小学生のときでした。その頃から今も大好きな作品。
子供にも大人にもオススメです!