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日本の軍隊
著者 吉田裕
1873年の徴兵令の制定以来,文明開化の推進力となり,全国に近代秩序を浸透させた日本の軍隊.それが反近代的な皇軍へと変貌を遂げたのは,なぜか.日本の民衆にとって,軍隊経験とは,どのような意味があったのか.豊富な史料をもとに,「天皇の軍隊」の内実を解明することで,日本の近代を描き出す.
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日本の軍隊 兵士たちの近代史
2003/02/18 14:11
それで何が言いたいの?
21人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:塩津計 - この投稿者のレビュー一覧を見る
著者は日本共産党お抱えのサヨク学者藤原彰の愛弟子。
今までずっと南京大虐殺事件だの何だのと日本軍の
犯罪を告発することばかりに努力してきたが、
さすがにそれだけだと学者として偏ったカタワに
なってしまうのは恥ずかしいと思ったのか、もっと
「地道に」一般兵士の目線で旧日本軍の実態を
見直してみようと研究した成果が本書なのだそうだ。
だけどその研究たるや、陸軍の食事がどんなメニュー
だったかとか靴擦れで足を怪我する田舎もんがどれ位
いたかとか、脱走や徴兵逃れをする奴がどれ位いたか
とか、重箱の隅をつつくような旧日本軍のあら捜しに
なってるのが笑わせます。一体何をこの本を通じて
訴えたいのか、何を発見し何を読者に報告したかった
のかさっぱり見えてこない。日本の軍隊について書き
ますと岩波書店にいったは良いものの、研究すれば
するほど迷路に迷い込み混乱の極みの中で最後に
エイヤと駄文をつなぎ合わせたのが本書なのでは
ないか。そうとしか思えない駄作に仕上がっています。
はっきり言って読むだけムダです。