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高校総合的研究シリーズ
この本のテーマは《伝える》ことです。私たちは、この本で、数学的に正当な思考・数学的な事実を、どうすれば文章にして他者に伝えられるか、懸命に説明しています。ちょっとした言葉づかい、論理的な説明の順序、条件と命題の違いの意識、いろいろな文字の立場の理解・・・・・・きっと、読者の皆さんの考えを読み手に《伝える》ために、すぐ役立つはずです。(中略)数学の答案作りとは、自分と読み手のあいだに小さいながらも数学の世界を築く作業です(抽象的な言い方ですが、数学的に正しい主張とは、常に完結した、バランスの取れた小宇宙です)。自分の知性と読み手の知性、双方を信頼し、両者の思考をつなぎ、そこに確固たる数学的結論を創造する。この営みは、多くの中高生が考えているより、ずっとやりがいのあるものです。この本を手に取られたあなたが、この本を通じて答案作成の方法を知り、そのたのしみに触れていただけることを祈ります。それでは、《伝える》レッスンをはじめましょう! まえがきより
※本書は、2022年4月からの新指導要領には対応していません。あらかじめご了承ください。
総合的研究 公式で深める数学II・B----公式の意味がわかれば数学がわかる
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総合的研究記述式答案の書き方−数学Ⅰ・A・Ⅱ・B 大学受験
2018/12/29 23:25
数学教員必読の書
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:フロイト - この投稿者のレビュー一覧を見る
大学入試が大学入学共通テストという名称に変わり、中身も記述式の問題が導入されるなど、大学入試変革期のいま、数学の教員が読んでおくべき一冊だと思います。
いかに文章を書けば相手に伝わるかがよくわかる本です。読み終わると、わかってはいても言葉にできなかったことが氷解します。
かゆいところに手が届く一冊とも言えます。
総合的研究記述式答案の書き方−数学Ⅰ・A・Ⅱ・B 大学受験
2020/07/25 18:55
曖昧だったものをはっきりさせてくれる本
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:井伊直弼 - この投稿者のレビュー一覧を見る
記述式模試でよく数式外のことで減点されていました。しかしながらこの参考書に出会い、今まで何となく書いてしまっていたものが相当まずいものだと気付かされました。学校ではなかなか数学の記述というものは教わらないと思います。もし、私と同じような悩みを持っている方がいらっしゃるのであれば、ぜひ手に取ってもらいたい一冊です。