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19件
おいち不思議がたり
著者 あさのあつこ(著)
あれは何? なんで見えたの?おいちは十六歳。江戸深川の菖蒲長屋で、医師である父の仕事を手伝っている。おいちが他の娘と違うのは、この世に思いを残して死んだ人の姿が見えること。そんなおいちの夢に、必死で助けを求める女が現れる。悩みながらも己の力で人生を切り拓き、医者を目指す娘が、自分に宿った不思議な力を生かし、絡み合う因縁の糸を解きほぐしていく青春「時代」ミステリー。
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おいち不思議がたり
2023/07/26 09:56
おいち シリーズ
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:トマト - この投稿者のレビュー一覧を見る
町医者の家の娘おいちが主人公。
貧乏町医者だが腕は確かな父を手伝いながら、日々を忙しく過ごす。
現代医学に欠けている「医は仁術」という意味がこの小説には込められている。
患者の患部だけでなく心も一緒に見てあげなくてはならないのだ、が信条の父。
胸が熱くなりました。
火花散る
2023/10/19 09:53
おいち不思議がたり シリーズ
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:トマト - この投稿者のレビュー一覧を見る
夜道の帰りに身重の旅人に出会う。陣痛が始まっていて、慌てて町医者をやっている自宅に連れて帰るが、かなりの訳ありの女性だった。お家騒動や、悲恋や、命に対する武家と庶民との考えの違いが絡み合い、大きな事件へと発展してしまう。
命に武家も庶民もないはずなのに。おいちの怒りが爆発する。
闇に咲く
2023/10/16 14:55
おいち 不思議がたり シリーズ
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:トマト - この投稿者のレビュー一覧を見る
不思議な力を持つ主人公の少女・おいち。生ける者も死せる者も強い思いがおいちに時と場合を選ばずに知らせるように感じる。
心を病んだ大店の旦那の心の重荷を軽くするため治療に当たるが、そこに謎の夜鷹連続殺人が絡んでくる。親に愛されたかったのに因習に惑わされ愛されず生きられなかった少女は救われるのか。おいちの強い優しさが立ち向かう。