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反「道徳」教育論 「キレイゴト」が子供と教師をダメにする!
著者 山口意友
電車の中で化粧する女。外見ばかり気にする男。批判的な眼差しを向ける大人に対し若者達は言う。「何が悪いの? 別に人に迷惑かけてないじゃん!」。この殺し文句に対する反論を、現在の道徳教育は持ち得ない。「価値の多様性を認めましょう」といった、美辞麗句を並べたてるばかりだ。そうではなく、子供達には「法律のレベル」「道徳のレベル」を超える第三の規範である、「己の美学」を持つことを教えるべきなのだ。本書はほんとうに身につく道徳教育論を展開し、キレイゴト教育からの脱却を強く訴える。さらに「立ち会い出産からは女性の美学が失われている」「夫婦別姓の5つの肯定意見に反論する」「死刑廃止論には決定的な矛盾が存在する」「夫婦別姓推進者は子供の苦悩を理解しているのか」など、現代の倫理学上の諸問題にも一石を投じる意欲作である。
反「道徳」教育論 「キレイゴト」が子供と教師をダメにする!
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紙の本反「道徳」教育論 「キレイゴト」が子供と教師をダメにする!
2016/07/27 09:55
現代の世の中の風潮に道徳教育のあるべき姿を問う一冊!
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投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
現代社会においては、「多様性を認めましょう」とか、「他人に迷惑をかけないようにしまうしょう」といった美辞麗句を逆手にとって、電車などの公衆の面前で堂々と化粧をする女性などがいて、彼女に少しでも批判的な意見を言えば、こうした美辞麗句である「他人に迷惑をかけていないんだから、いいじゃん!」と言われてしまいます。こうした世の中の風潮にあって、道徳教育はどうあるべきか、またどのように考えていくべきかを再考した一冊です。筆者は、きれいごとから脱却しなければいけないと明言しています。また、本書は、「強制的なボラインティア」、「立ち合い出産」、「夫婦別姓」などの現代の課題にも果敢に挑戦しようとしています。ぜひとも、ご一読をお勧めします。